リーサル・ウェポン [DVD]

監督 : リチャード・ドナー 
出演 : メル・ギブソン 
制作 : リチャード・ドナー 
  • ワーナー・ホーム・ビデオ
3.38
  • (12)
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  • (9)
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本棚登録 : 206
感想 : 26
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988135528339

感想・レビュー・書評

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  • LA。高層アパートから娼婦(ジャッキー・スワンソン)が飛び降り自殺をする。50歳の誕生日を妻トリッシュ(ダーレン・ラヴ)、娘リアン(トレーシー・ウルフ)らに祝福されて家を出た黒人刑事ロジャー・マータフ(ダニー・グローヴァー)が捜査に当たる。
    被害者アマンダが戦友の銀行家マイケル(トム・アトキンス)の娘と知り暗然とした気持ちになるロジャー。
    署につき、新しい相棒が、自殺志望で麻薬課から移ってきたマーティン・リッグス(メル・ギブソン)と知り、ますます沈む。
    マーティンは妻を交通事故で亡くし、毎朝目覚めると拳銃を顔に向けるのだった。
    屋上から自殺志望者とともに下の緩衝マットに飛び降りて、またロジャーを嘆かせた。アマンダのパトロン宅を訪ねて、銃撃戦を展開。
    夜、ロジャーはマーティンを家へ招き、2人は胸襟を開きあう。ロジャーはマイケルを問い詰め、ヴェトナム戦争当時の特殊部隊の一部がその後、将軍(ミッチェル・ライアン)指揮のもとに大掛りなヘロイン密輸を行ない、マイケルの銀行を隠れ蓑にしていたことを聞き出すが、将軍の手下のジョシュア(ゲイリー・ビジー)がヘリで襲来してマイケルを射殺してしまう。
    その後、マーティンはジョシュアに生命を狙われ、危うく助かるが、敵を欺くため殉死と発表する。
    リアンがさらわれ、ロジャーは砂漠に呼び出される。マーティンが隠れて狙撃するが、つかまってしまい、マイケルからどれだけ聞いたかと拷問される。
    しかし、死力を振りしぼり、反撃に転じた。ロジャーは将軍の車に銃弾をぶちこみ、車はバスに激突し、中にあった手榴弾が爆発し将軍は焼死する。
    車で逃げ出したジョシュアをマーティンが疾走して追いかけるが、逃げられてしまう。
    彼はロジャー宅に急ぐが、誰もいなかった。マーティンが来て2人は素手で殴り合い決着をつけることにした。
    死闘の末、ジョシュアは破れた。しかし、抱き起こした警官の銃を抜き取りマーティンとロジャーを狙う。
    その一瞬前にマーティンとロジャーはともに銃を抜きジョシュアを射殺する。自殺願望がなくなったマーティンはロジャー宅でクリスマスを過ごす。
    「マッド・マックス」のマックスと並ぶメル・ギブソンの当たり役となったマーティン・リッグスを演じた「リーサルウェポン」シリーズ第1作。
    ベトナム戦争の時は特殊工作員として破壊活動に従事し射撃や格闘技に秀でているが、妻が交通事故死した悲しみが癒えず自殺願望があり、捜査で無茶苦茶なことばかりする人間凶器リッグスは、メル・ギブソンにぴったり。
    リッグスと正反対なマイホーム刑事マータフとリッグスがぶつかり合いながら、捜査を進める中で強い友情で結ばれていくのが、バディムービーの定番ながら、リッグスがマータフの家族と触れあう中で孤独が癒され生きる気力を取り戻していくのが疑似家族的なドラマがあり心が熱くなる。
    迫力満点のカーチェイスやリッグスとヨシュアのリアルな近接格闘バトルもあり、80年代を代表するアクション映画シリーズになったのも納得の傑作ポリスアクション映画。

  • アクション映画らしいアクション映画。

  • うん、分かりやすい内容で、かつアクションシーンもあって、面白かったよ。

  • ロサンゼルス警察。相棒と組み事件を解決する。メル・ギブソンはベトナム帰り。黒人の上司、白人の部下。1987年になると随分設定が開明的?と思いきや、聞き込みをする黒人少年に「警察って黒人を撃つんでしょ?」と言わせているが、2018年も現実はこういうニュースが飛び込んでくるな。麻薬取引を企む組織で「責め苦担当」は「エンドー」だ。当然東洋人の顔の俳優だった・・ ドンパチ人が死にすぎ。

    1987アメリカ
    2018.6.11BSプレミアム

  • ながら見だったせいかあまり入り込めず…
    4まであるという事で、1は相棒になるところだけって感じかな。
    奥さんを亡くしているらしいけど、特に説明もない。

    自殺願望のある主人公って設定は斬新だけど、いくらなんでも無茶し過ぎだし、容疑者もすぐ殺しちゃう。

    車も簡単に爆発したり、昔だなぁと思わされる。

  •  50歳を迎えた黒人刑事と自殺願望のある刑事がコンビを組んで捜査する殺人事件にはとんでもない裏があった。

     ストーリーは粗い印象があるが、刑事モノの重要な要素である刑事コンビのキャラクターとしての魅力が抜群。なるほどこれはシリーズ化しますわ。

  • サノバビッチって言い過ぎ

  • 昔見たのに話を覚えていなかったので再度視聴。時代を感じる。

  • 「午後のロードショー」にて。自殺願望のある刑事という設定がすこぶるユニークで、彼が暴走する前半は勢いがあって面白い。ただ後半はふつうの刑事アクションという感じ。もっとこの設定を生かすことはできなかったかな。生前の妻とのエピソードを描いたり、彼が悲しみを乗り越えていく克己の物語にしたりとか、もっとドラマ部分を厚くする手はあったと思われ。

  • 若い女の子とメル・ギブソンの話になって(母親が昔ファンだったらしい)、「肩外すやつだよ!!」っつっても「知りません・・・」とか言われるので最近悲しいです。せめて『マッドマックス』の1と2、『リーサルウェポン』ぐらいは観とけよ!と言いたくなる・・・。

    僕自身、『ブレイブハート』以降のメルギブは全然観てないんですよねえ・・・なんだか完全に変な人になっちゃったみたいで。まさに『リーサルウェポン』のリッグスみたいですけどね。

    '8~90年代ジョエル・シルバー製作作品の系譜。
    バディものとしては『48時間』の5年後の作品で、この次の年が『ダイ・ハード』。
    脚本はシェーン・ブラック。『リーサルウェポン』がヒットしたため、次の『ラスト・ボーイスカウト』の脚本はかなり高値で売れたそうです。

    最近はそこらへんのアクション映画を細かく観て、「今観たらどうなんだろう?」ときっちり評価を下してあげたいなあと思ってまして・・・読書で言うと精読ですね。


    ちょっと前にウィル・スミスの『バッドボーイズ』の1を観たんですけど、これがクソつまんない作品でして・・・それよりは断然面白かったです。後半はダメだけど前半は特に面白い。
    『リーサルウェポン』の1は、やっぱりメルギブが自殺志願者ってところが新しくて、そこは全部覚えてました。奥さんが死んで・・・ってのは『マッドマックス』の延長線上っぽいんですけど。この映画、ずーっと自殺のモチーフが続くんです。
    それプラス、ダニグロのマータフが昔気質の人情刑事でコメディ成分があってすごく面白い。
    あと、アクションの要素もめちゃくちゃいい。とにかくスリルがある。今でも面白く感じるので、当時のレベルで言うとかなりてんこ盛りですよねえ。

    そのせいで、逆に悪いとこも多いんです。特に編集が最悪。
    シーンが一箇所全然つながってないとこがあります。ダニグロが悪党のボスを倒すところ、どうやって見つけたんだかさっぱりわからない(笑)。
    あとラストバトルの格闘シーンも切った貼ったし過ぎておかしいです。せっかく良いシーンなのに緊迫感がない。

    これねー、たぶん脚本段階ではかなりよかったと思うんですよね。色々いじくってる間にどんどん悪くなってったんじゃないかなあ。この映画、先述の自殺モチーフが理由で「暗い」って言う人が多いんだけど、脚本段階だともっと暗かったらしいんですよ。売れるようにってことで明るくして、尺も詰めたんでは。そのせいでガッタガタです。
    まだシェーン・ブラックも成功してなかった頃なんで、発言力がなかったと思うし。上からの圧力で作家性が損なわれる典型じゃないですかねえ。
    今だったらもっと暗い内容でも全然OKだと思いますけどね。『ダークナイト』もヒットしたし。

    悪役の方も将軍とその部下がいて、部下の方がちょっといかれたあぶないやつって感じで。でもこいつらもちゃんと映してないんでキャラが弱い。
    あぶない敵とあぶない刑事(メルギブ)の対決、しかもふたりともベトナム戦争時の元特殊部隊出身っていうわかりやすい構図なんです。

    で、人間凶器(リーサルウェポン)なんで、最後にそのふたりがガチムチマーシャルアーツ対決をするのはすっごくいいのにダメになってます。あそこはリッグスの「過去との決別」を示すシーンなんだけど、それが全然描けてない。焦点がぼやけてる。だから唐突で、「なんであいつら急に徒手格闘を始めるんだろう・・・?」ってなるんです。

    よく考えたら、シェーン・ブラックってこういう「おちぶれてどん底にいる主人公が再生する」ストーリーをよくやります。『ラスト・ボーイスカウト』もそうだし、『アイアンマン3』もそうでした。

    もういっこ悪い点は、ボディダブルというか代役。
    冒頭いきなりおっぱいが出てきて得した気分になるんですけど、これ吹替てるんじゃないですかね?疑いすぎ?
    マーシャルアーツの格闘シーンも、本当にメルギブが演ってるんでしょうか・・・。
    メルギブはそもそも銃の構え方がなんか変だし。

    新しい点はマーシャルアーツと、あとベレッタM92。それまでずーっとガバメント(コルトM1911)だったんだけど、85年に制式採用されて切り替わった直後ぐらいだったので、当時はベレッタって新しい拳銃でした。ベレッタといえば『男たちの挽歌』、このあと『ダイ・ハード』でジョン・マクレーンも使用。


    アクション映画を真剣に観るなんてバカバカしいかもしれませんが、真剣に観るとけっこう楽しいです。
    逆にバカな観方をすると、ダニグロっていかりや長介そっくりなんですよね・・・だからメルギブ=志村、ダニグロ=いかりや として観るとめちゃくちゃ面白いですよ。コメディの面はすごくコントっぽい。

    因みに2にはジョー・ペシ=加藤茶が出ます!
    リーサルウェポンシリーズはドリフだったんだねえ・・・。

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