新・仁義なき戦い。 [DVD]

監督 : 阪本順治 
出演 : 豊川悦司  布袋寅泰  佐藤浩市  岸部一徳  哀川翔  村上淳 
  • 東映ビデオ
3.17
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988101089932

感想・レビュー・書評

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  • 面白かったけど、なにか全体的に感傷的でギラついたような迫力を感じなかった。主要キャストも作品にハマってない感じもあって、脇役の方が見た目のインパクトがあったような気がする。一部のシーンはすこし決め過ぎな印象で、あまりカッコよく見えなかった。

  • 「仁義なき戦い」シリーズは大好きなので、何回も観ています。DVDのボックスを持っているので。

    オリジナルの後に新シリーズがあり、そこまでは深作欣二が監督です。

    その後「その後」が作られ、ここまでは70年代。

    本作は阪本順治監督によって2000年に作られました。

    時代は現代。

    「その後の仁義なき戦い」からはコンテンポラリーな設定となります。

    戦後すぐのカオスからなにより実話に基いているので、モデルになった人物や団体からのクレームなどもリアルにやばかったオリジナルシリーズとは、全く別物。

    なんで「仁義なき戦い」の名を冠するのか。

    ストーリーとしてのつながりなどもないのに。

    2003年には現時点でのシリーズ(?)最終作「新仁義なき戦い 謀殺」が作られますが、本作とともに舞台は大阪。

    ちょっと大阪から離れてほしい。東京じゃ陳腐になりがち?神戸も近いし、展開が楽なんでしょうか。

    主演は奈良出身の豊川悦司なので、関西弁は無問題。

    もう一人の主役、布袋寅泰もそれなり頑張ってます。

    しかし、トヨエツ・布袋・親分に岸部一徳・トヨエツの相棒に松重豊って、全員アラウンド190センチ。巨人すぎ。

    岩尾正隆・野口貴司・曽根晴美・志賀勝・福本清三といったオリジナルメンバーの起用は嬉し楽しいです。

    オリジナルでは若くチンピラだった人たちが、本作では親分級になっているという。ファンサービスですかね。

    本作のバックボーンとして、オリジナルではあまり描かれなかった在日コリアンの問題があります。

    戦後の闇社会ではやはり避けて通れないものです。

    「仁義なき」の人気を受けて作られたその他の映画。

    「京阪神殺しの軍団」などでは、その辺りをメインフレームに据えて作られてます。

    「アウトレイジ ビヨンド」でもイイカンジで生かされてましたね。たけし流韓流。

    ☆   ☆

    豊川悦司。

    ヤクザにはどうなんだろうと思ってましたが、やっぱ無理があるかな。

    布袋寅泰の方が違和感ないですね。一応、ヤクザではない設定ですが。

    これは役を入れ替わっても良かったように思います。

    オリジナルの千葉真一と北大路欣也のように。

    北大路欣也も育ちの良さが見え隠れしなくもないですが、個人的には結構好きです。

    一方、豊川悦司は何をするにしてもスタイリッシュ過ぎて、違和感を感じます。

    激高してもいまいち怖くない。

    俳優としては好きなんですけどね。

    もっと荒唐無稽なヒーロー(時代劇とか)ならば良かったのでしょうが、リアリティを要求されるこの手の映画と演出ではちょっと浮く。

    一方布袋寅泰は持って生まれたナチュラルな目つきの悪さを遺憾なく発揮!

    演技力はそこそこ及第点か。

    特に印象に残る演技はありません。

    ☆   ☆

    哀川翔・小沢仁志という当代きってのヤクザ俳優がバイプレイヤーとして出演しますが、分をわかっているというか、主役を食わないように控えめな演技という感じを受けます。
    イケてるのが元ボクサーの大和武士。これまで演じたVシネとかの学芸会みたいな感じから何枚か剥けてます。

    最近出ませんが、この手の映画には是非シーザー武志に出ていただきたいですね。「王将」とかではコメディリリーフ的でしたが、もう一度「ケンカの花道」の時の鬼気迫る演技が観てみたい。

    ☆   ☆

    しかし、布袋寅泰のテーマ曲。すっかりキル・ビルのテーマ扱いされてます。タランティーノはこの映画自体はどう観たのでしょうか。

    ☆   ☆

    阪本順治監督としては何がしたかったのか。「仁義なき」の名前を引き継いた以上、その疑問は残ります。

  • トヨエツの関西弁かっこいー
    オリジナルもみたくなった

  • それらしい感じはする。でも本物じゃない。そんな感じ。

  • 豊川悦司と岸部一徳がかっこよすぎて最高。
    特に岸部さんの目つきはやばすぎる。

    しかし、関西在住者としてあの関西弁はいかがかと。
    そして哀川翔が在日韓国人役っていうのも違和感。
    そして何より布袋さんの演技はどうよ。

    だから4つ星

  • 布袋がだめすぎ。

  • 豊川さんの男の色香がすげー。

    冒頭の黒塗りの車の列から、喪服のヤクザ達が一斉に降りてくるシーン、身震いするほど格好いい。布袋さんと阪本さんの演出にしびれた。

    「何でかわかってヤクザになるヤクザがおるんかー」
    豊川さんのこの台詞が、大好きだ。

  • 21年ぶりに復活した新たなる『仁義なき戦い』。
    アクション主体の旧作とは異なり、主演2人の精神的な葛藤を描いたドラマ。

    ヤクザ映画というよりもハーボイルド的な男のこだわりを描いた感じの
    映画になっている。

    旧作みたいなもっとドぎついアクションシーンがあっても良かったような・・・。
    キャストはすばらしいのだが、ヤクザの怖さがあまりなかった感じられ
    なかったのが残念。

  • 豊悦と布袋が主役。

    仁義シリーズの中ではだいぶライトなタッチではある。
    現代が舞台だから当たり前だ。

    布袋の音楽がいい。
    仁義なき戦いのアレンジ曲と、新・仁義なき戦い(新曲)。

    この新・仁義なき戦い(曲の方ね)は、クエンティン・タランティーノが惚れ込んで、「自分の映画に使いたい」と布袋に頼みにいったら、布袋が「じゃあ、新たに作曲するよ」と言ったのを断って、キル・ビルで使った。

    宝塚ヤッくんの出囃子としても使われている有名な曲。

  • 制作年:2000年
    監 督:阪本順治
    主 演:豊川悦司、布袋寅泰、村上淳、哀川翔、岸部一徳、佐藤浩市
    時 間:109分
    音 声:日:ドルビーサラウンド



    日本最大の暴力団・佐橋組の組長の死を発端に、組の跡目をめぐって若頭補佐の粟野と、若手実力者の中平の関係が悪化。
    そんな中、粟野組の門谷は、幼馴染のコリアン実業家の栃野と再会し、組の抗争へと巻き込まれていく。

  • トヨエツのかっこよさと岸部さんは★5つ超えだけどストーリーはいまいち。

  • 封切後5年以上してやっと観た作品。期待が大きすぎたのか、もちろん布袋・豊川コンビはかなりかっこいいけども、ストーリー展開としては、あまり評価ができない内容。

  • 実はまだ見てない。でも絶対好み。

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著者プロフィール

映画監督。
1989年、『どついたるねん』で第32回ブルーリボン賞最優秀作品賞を受賞。
『顔』では、日本アカデミー賞最優秀監督賞、キネマ旬報ベストテン第1位など、主要映画賞を総ナメに。
その後も『KT』『亡国のイージス』『闇の子供たち』『座頭市 THE LAST』『大鹿村騒動記』など多数の作品を手がける。
最新作は、湊かなえ原案、吉永小百合主演の『北のカナリアたち』。

「2013年 『大阪に東洋1の撮影所があった頃』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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