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- / ISBN・EAN: 4525506000188
感想・レビュー・書評
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突然 ちっぽけな世界に君が来た
いつもの納得のとびらをこじあけて
昨日の夜明け前、モヤモヤしてたので「よし、ちょっとドライブいこう」と車の中でこのアルバムを聴いてたら、7曲目『世紀のセレナーデ』で思わず落涙した。
朝まだきと言うのか、太陽がだんだん上りかけて山から半分だけ顔を出す、霞のせいでオレンジ色の輪郭がはっきりと見える、ものすごい景色も同時に堪能した。
人とソウルフラワーユニオンの話になったので、このアルバムを久しぶりに取り出して聴いた。たぶん10年ぶりぐらい。その前は発売当時。
当時より車のオーディオがいいせいか、音がめちゃくちゃよく聴こえる。16年前よりも10年前よりも、時間を経るにつれどんどん良いなと思えてくる。
「全曲シングル」というコンセプトなので、このアルバムはほんとに良いと思うけど、当時の自分には若干もの足りなかった。他のアルバムも買おうと思ったけど、ニューエストモデル、メスカリンドライヴからモノノケサミットやらタワレコの棚にずらっと並んでたので、何を買えばいいのかわからず挫折した。
ミクスチャー以降しか知らなかったので、後になってYouTubeでニューエストモデルを観ると、中川が『ソニックフラワーグルーヴ』時代のボビーギレスピーみたいなカッコしてたのでなんか納得した。だからコレクターズと対バンとかしてたのかな、とか。
『NOと言える男』とか入ってて当時から好きだったけど、中川の活動はよく知らず、ちゃんと知ったのは東日本大震災の後だった。
こういう場所で政治の話はしないようにしてるんだけど、中川と吉野が好きなんで、言わなくてもわかるでしょ、と。
ただ自分の場合は若干屈折してるのかもしれない。だから、父と兄弟が自衛隊で元々右翼だった吉野の気持ちも逆アプローチでわかるというか。
ヤレ、号令一つで右、左
ホレ、群集心理で左、右
だもんで、中川の言う「「右」も「左」もない。オレは「下」やけど。(笑) 」にはすごくグッときた。Crassと同じく、自分も第三の道を選ぶことしかないと思ってるので。
映画をよく観るようになってから、コラム『中川敬のシネマは自由をめざす!』にもだいぶお世話になりました。他のアルバムで欲しいやつもあるので、今度買います。
偶然 せっかちな時代に生かされて
いつも やせっぽちな正義にやられてる
ああ たまらず ひとりのドラマは連続する
にぎわってる街の灯 世紀のセレナーデ詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
1. サヴァイヴァーズ・バンケット 2. 殺人狂ルーレット 3. 荒れ地にて 4. ダイナマイトのアドバルーン 5. 夏到来 6. 野づらは星あかり 7. 世紀のセレナーデ 8. オーマガトキ 9. GO-GOフーテン・ガール 10. NOと言える男 11. キャラバンに恋唄
ソウル・フラワー・ユニオン:中川敬(g,三線)、伊丹英子(perc)、奥野真哉(keyb)、伊藤孝喜(ds,perc)、上村美保子(cho)
1993年に結成された日本のミクスチャー・ロック・バンド、ソウル・フラワー・ユニオン(SOUL FLOWER UNION)が2001年にリリースした5thアルバム。オリジナル・アルバムとしては2年ぶりの作品。インディーに戻った彼らが「全曲シングルにすることが可能なアルバム」というコンセプトで作った、ソウル・フラワー史上最もロックに接近したポップな作品である。
MM0年代ベストアルバム邦楽78 -
2001年作。朝焼けに乾杯を。旅立ちに祝福を。様々な音楽を血肉とし進化を続ける、これこそが真のミクスチャーサウンド!圧倒的な高揚感。
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10/4/9
横浜西口ディスクユニオンにて購入
驚きの189円 -
初めて買ったソウルフラワーユニオンのアルバム。
あまりのかっこよさに聴きながら色々出そうになりました。