蝶の舌 [DVD]

監督 : ホセ・ルイスクエルダ 
出演 : フェルナンド・フェルナン・ゴメス  マヌエル・ロサノ 
  • アスミック
3.63
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  • (10)
  • (4)
本棚登録 : 410
感想 : 103
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988126200824

感想・レビュー・書評

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  • ~☆~ グレゴリオ先生が好きだ ~☆~

    こんな先生が担任だったら
    ちょっと人生かわっていたかもしれない

    小学校4年の時、盲腸で入院してたら
    当時、大っ嫌いな担任が見舞いにきた

    あたしを一瞥すると枕元に本を置いて帰った
    漫画か児童書かと思ったら
    芥川龍之介の本だった
    お陰でちょっと変わった子供になった
    ありがとう

    「人が死ぬとどうなるの?」

    「あの世に地獄はない。地獄は人間が作り出すもの」
    「これは誰にも言ってはいけないよ」

    誰にも言わないよ

    ティロノリンコ!

  • 今のスペインを見ていると昔のスペインなど想像つかないが実際にフランコが75年に死ぬまではかなり厳しい圧政が続いていたそうです。しかも第二次世界大戦前から続いていたことを考えていたからぞっとします。

    実際、フランコ政権が支援を得ていたのはドイツ・イタリアだったことを考えれば、連合軍が粛清をしても世論は何も言わなかったと思うのですが…

    「蝶の舌」
    https://www.youtube.com/watch?v=k_mfKrvX_nQ

    ちょうどあったので載せましたが、一番見たくないシーンでした。一年遅れて学校に入学したモンチョを誰よりも可愛がってくれたのはグレゴリオ先生だった。劇の途中から悲劇は刻一刻と迫っていることは感じていたが、こんな無垢な少年にまでこんなふうに叫ばせるなんて……モンチョの一家4人の表情が本当に印象的でした。

    なぜ連合国はスペインを放置していたのだろうか?美しく儚さが残ってしまう後味の悪い作品です。いい作品なんですけどね

  • レンタル屋で何度か目にしていたので、借りて観た。
    時代的に仕方ないとはいえ、悲しい。

    ラスト、主人公の子が先生を罵倒するシーン、先生もちゃんと本心じゃない、って分かってるんだよね…?

  • 少し残酷。

    子供時代はいつのときも変わらない。
    そんな印象を受けた。

  • 最後に涙する。
    先生、ありがとう。
    言えない辛さ。
    石ころに愛を込めて。

    蝶の舌が長いわけがわかったね。

  • ラストが悲しかった気がする。

  • LA LENGUA DE LAS MARIPOSAS
    1999年 スペイン
    監督:ホセ・ルイス・クエルダ
    出演:フェルナンド・フェルナン・ゴメス/マヌエル・ロサノ

    基本的に私は子供のでてくる作品に弱いので、子供が主役の映画はそれだけで結構観ます。この映画も「子供もの」としては、かなり良かったです。ナチスの時代の話なので、時代背景は重苦しいんですが、それよりも村の自然と子供たちの視点にポイントが置かれてるので、目に優しいというか心洗われる感じで。映像も、透明感があってすごい綺麗だったし、モンチョ少年役の子も可愛かったしv

    主役のモンチョ君は7~8才なんですが、16~7才くらいのお兄ちゃんがいて、好きな子と別れなきゃいけなくなって凹んでるこのお兄ちゃんが、ちびこい弟に膝枕させてふて寝してる様がたいそう可愛らしかったです(笑)

    (2002.05)

  • 男の子の成長譚。

    スペインの田舎に住む感受性に富む男の子が
    老教師との出会いで少し成長する話・・・

    知識欲、男女のこと、自分や兄の経験などを通して
    一皮向けてゆく。

    最後のシークエンスには胸がしめつけられる。
    単純に責める事はできない混濁した思いが残る。

  • グレゴリオ先生が良い先生で本当に良かったと思う反面、ラストが辛すぎた。戦争だけでなく政治や大人の事情のせいで子どものモンチョにはどうする事もできない。「アテオ」と叫んだ意味を彼は本当に理解していたんでしょうか。
    ショックで言葉が出ないモンチョに対してのお母さんの言葉は残酷だった。苦しそうに先生を罵倒するお父さんを見て号泣。何も言わない先生と「アテオ、ティロノリンコ、蝶の舌」と叫ぶモンチョが切なくてしばらく涙が止まらなかった。結局一緒に顕微鏡で蝶の舌を見ようという約束も果たされなかったね。

    主人公と先生だけではなく、他の登場人物の様子も描かれていて全体的に飽きがこない映画。モンチョが人と関わっていく事で成長していく様子と、いつまでも先生にべったりというわけではない様子が少し寂しい。
    ほのぼのとした雰囲気が続くだけにラストは辛い。スタッフロールの曲が切なさを煽るので涙はしばらく止まりません。
    悲しいけど、また見たいなと思える映画でした。

  • 「だから、“さよなら”のかわりに叫んだ—胸、引き裂かれる思いで—」


    1936年、ガリシア地方の小さな村。
    喘息持ちのため皆と一緒に一年生になれなかった8歳の少年モンチョ(マヌエル・ロサノ)は、ようやく学校に行く日を迎えるものの、初日に緊張のあまりお漏らしをしてしまう。
    だが担任のグレゴリオ先生(フェルナンド・フェルナン・ゴメス)と心を通わせることで、学校にも慣れてきた。
    先生は生徒たちを森へ連れ出し、大自然の世界へ導いていく。ティロノリンコというオーストラリア産の鳥のことや、蝶の舌についての秘密など、先生の話はモンチョをすっかり魅了した。
    しかしそんな楽しい日々も、スペイン内戦の訪れと共に一変する。
    広場に集まった群衆の前に、ファシズムに反対する共和派の人々が、両手を縛られて一人ずつ姿を現わす。罵声が飛び交う中、共和派だったグレゴリオ先生も現われた。モンチョは母のローサ(ウシア・ブランコ)に、皆と同じように先生に罵声を浴びせるよう命じられる。よく意味もわからず口を開いたモンチョだが、先生たちを乗せた車が走り出すと同時に、それを必死で追いかけて、こう叫んだ。「ティロノリンコ! 蝶の舌!」

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