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- / ISBN・EAN: 0696998658622
感想・レビュー・書評
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過去の作品との比較などあまりにも不毛な行為だと解っていながらも、どうしても期待はしてしまう…それは無論オアシスだからこそ…
自ら『ビー・ヒア・ナウ』、『スタンディング・ショルダー〜』を駄作と言い放ち、『モーニング・グローリー』以来の傑作だと豪語するオアシス待望の5thアルバム。先に届いたシングル“ヒンドゥ・タイムス”、“ストップ・クライング・ユア・ハート・アウト”の出来からしてその言葉に偽りはないと確信をもってはいたが、やはり噂に違わぬ素晴らしい作品となった。M1に預けた高揚感は下がることなく、オアシス史上5本の指に入る名バラードM4、兄ちゃんヴォーカルのM6、リアム作のM10といったハイライトまでずっと持続する。自らが架したハードルを飛越える事、こんなにも人々の心を揺さぶる事が出来るのはノエルが作る曲であり、リアムの歌であり、オアシスだけなのである。
ライヴ作『ファミリアー・トゥ・ミリオンズ』はあったものの、スタジオ録音作としては新メンバー体制では初のアルバムとなる、オアシスのオリジナル通算5作目!リアムが歌う天翔けるメロディの先行シングル”ヒンドゥ・タイムス”を聴いて、1st、2ndばりの「いけいけオアシス」になるかな、と思いきや、全体的には意外にも「淡い」というか、さらっとした感触。前述のライヴ作にあったような轟音ニール・ヤング的、あるいはハードなロック感覚といったものは薄い仕上がりで、ノエルらが現在ご執心というストロークスやハイヴスらとリンクするようなロックンロール風情もあまりない。大雑把に言えばやはり前作『ジャイアンツ』にも通じる後期ビートルズ〜ジョン・レノン的な基本ラインを保っているが、本作はどことなくより「英国的」といえそうな端正な佇まいを感じさせてくれるし、一時期のような肩の力が入った(ドラッグの種類による?)空回り感もない。オアシスに常に「いけいけモード」を望むファンは本作を聴いて肩透かしを食らうかもしれない。ただ肩の力が抜けつつも、非常に神経が行き届いている感のある楽曲、サウンドは好感触で、個人的には彼らが伝統的な英ロック・バンドの系譜に連なった実感を抱く。例えとしてはヘンかもしれないが、例えばキンクスの「ローラ対パワーマン〜」みたいな、何だかイイ感じでついつい聴いてしまう、といったような愛聴盤になる可能性は大きいかも。余談だが本作、何となく空の高い初秋辺りに聴いたらめちゃめちゃハマるのではないか、という気がした(涼しい英国の夏には似合うかも)。
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♪The Hindu Times
<大いなる幻影>
<・・・その前、どれで使ってましたっけね> -
高校のときよく聴いてたシリーーズ!!
好きだった人が貸してくれた。1曲目からかっこよすぎてぶっとんだ! -
いつぶりだろう、Oasis聴くのなんて。変わらずに莫迦やってそうだなぁ、この兄弟は。。ある程度、どういうのが自分たちの十八番なのかわかってるから、ずるいよなぁ、もう。。それが「らしさ」ってやつなのかしらね。。(06/3/13)
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オアシスの5th。ノエルがボーカルをとるLittle By Littleは切なくて、とにかく素敵な曲。Stop Crying Your Heart Outは綺麗。美しい曲が多いアルバム。リアム作曲のSongbirdは可愛い。愛に溢れてる。
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5作目。初期の頃の疾走感を残しつつも年季の入った落ち着きも感じさせてくれます。?The Hindu Timesでoasisらしく重厚に入り、?Little By Littleでノエル節炸裂。です。名曲『Don't Look Back in Anger』といい、バラードの名作はお兄ちゃんがもってく感じでしょうか?
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前作から比べると、極端にレベルが上がった気がします。全体通して良曲揃い!
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お勧めは「The Hindu Times」、「Songbid」、「Little By Little」
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ヒンドゥタイムズにストクラにリトルにと超A級の名曲が!!
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oasis6作目。またまたメンバーチェンジを経てのニューアルバム。天狗になってるのか…アルバム自体にあまりいい印象が無い。売り上げも悪かった。ノエルの曲しかほとんど聞いてない。ギャラガー兄弟のエゴが出て作品に生かされなかった感じのするアルバム。世間では不評でした。
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今日も朝から快晴。
秋晴れの空から降り注ぐ朝日を見上げた瞬間に、「The Hindu Time」のイントロのシンセが鳴りました。リアムのギターのリフが入った瞬間、「かっこいい〜」。
この朝日と霧がバーンと晴れるように感じで始まる「The Hindu Time」のイントロがとてもマッチした瞬間を感じました。いや〜、身の毛が立つほどかっこよかったな〜。
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2002年7月UKにてリリースされちゃった『oasis』の『heathen chemistry』。UKチャートで一位を獲得した本作は『oasis』の作品の中で私が一番聴くアルバムだす。シングルではないのですが、『born on a different cloud』というリアムの作品がバイヤーです。捨て曲無しなんで損はしないと思います。