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- / ISBN・EAN: 0008811309121
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待ちに待ったシガーロスの3rdアルバム。全8曲、70分強ですが、なんかもう、とりあえず、1曲目から水のようにとうとうと涙が出てきました。本当に面白いくらいに泣いてしまう(矛盾)もし、森とか川とか大地とかそういうものすべての融合した世界の有り様、みたいなものの音を汲み取ったらこういうものではないかと思うのです。俗世のしがらみとか煩悩とかから解放されて、根元的な世界に回帰したいと、そう思わせられる音楽でした。(2002)
01. Untitled #1 (Vaka)
02. Untitled #2 (Fyrsta)
03. Untitled #3 (Samskeyti)
04. Untitled #4 (Njosnavelin)
05. Untitled #5 (Alafoss)
06. Untitled #6 (E-Bow)
07. Untitled #7 (Daudalagid)
08. Untitled #8 (Popplagid) -
Sigur Rosの原点を思わせる暗く神秘的なサウンドの数々が納められたこのアルバムは、新アルバムkveikurで織りなされるミクロコスモスなサウンドの数々を心象させる。そうした意味で、バンドの音楽性に対する原風景が納められているともいえるかもしれない。すべての曲に、その世界観を決定づけるtitleが記されていないのも特徴。先入観の極力ない状態で聞く一つ一つの曲には信じれないくらい多様な音が滲んでいることがわかる。
非常に美しい。
untitle2など、アイスランドの広漠として美しいランドスケープを思わせるゆったりとした時の流れを感じさせる。そして前半のスローなテンポから、ドラムやティンパニーを通じて高揚してゆく後半へのクレシェンド、漂うような余韻を持たせて消失するEdなど、Sigur Rosの音楽性の原初が垣間見れる一曲。 -
深い静かな森の中で息絶えて腐って魂が抜けていくときに聞こえてきそうな音楽。癒されるなんて甘いものではない。
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まだシガーロスを聴いたことなかったときに何から聴いてみようか、といろいろみてみるとTakkとこれに分かれてたんだよな。Takkは陽、()は陰てイメージ。
結局Takkから聴いてTakkが一番好きだと思っている。 -
まるで天使が寂しくて
泣いているようで -
蜷川演出の芝居「海辺のカフカ」で1曲目が何度もかかった。たしか田村カフカ少年が旅に持ち出したのはreadioheadだったのにと思いながら聴いた。舞台で聴くだけででも泣けた。相当に舞台に寄与してる。あの浮遊感とか黎明の暗さとか。「始まりの石」を見つける旅に相応しい。
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レディオヘッドのゆっくりな曲ばっか集めた、みたいな。
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頭の中で組み立てる絵、だったかな‥
オノヨーコの書いた非常に想像力を掻き立てる本があったのだけれど、これ聴いて本を読んだ時と同じ不思議な感覚を覚えた。
なんて言い表せばいいんだろう。
素晴らしい、とかそういうありきたりな言葉では到底表せない一枚だ。
強いて言うなら感覚という感覚に染みわたる、音。