スリーパーズ [DVD]

監督 : バリー・レビンソン 
出演 : ブラッド・ピット  ロバート・デ・ニーロ  ケビン・ベーコン 
  • 日本ヘラルド映画(PCH)
3.51
  • (42)
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  • (9)
  • (6)
本棚登録 : 354
感想 : 48
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988132508587

感想・レビュー・書評

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  • 全ての事象に対して言えることなんだろうけど、二元的な考え方は少し問題がある。
    それが善悪に判断になると余計に。
    この映画の面白いところはまず4人の少年が二元的に分かれる。
    立派に更生した2人とやくざへの道を選んだ2人。
    この対照性を見せつつ、それに加えて宗教的倫理というやっかいな二者択一を聖職者が迫られるという対照性を重ねることにより、善悪の曖昧さが更に際立つ結果を生み出している。
    善悪の境目というのは本当に難しい。
    この映画はそういう意味で議論が分かれると思う。
    友情や復讐というテーマまでも複雑かつ濃厚に絡み合って非常に面白い映画だった。
    ブラピはやはり若き日の助演的なポジションの作品で光を放っている。
    狡知に長けた役がはまっていた。
    他の出演者も豪華。
    この映画、学生の頃に借りた数少ない作品のうちの一つ。
    今観ても色褪せることがなく、懐かしい思いに駆られた。

  • 当時見られなかった私、良かったね
    でもあの頃の年齢で、理解して咀嚼できたのかな、と思うし、いまの今まで風化させてしまっている現象に
    問題提起している発信側と、受け取り側大衆の差を感じた

    ダスティン・ホフマン

  • 今日、早く帰ってきたんで見てた一本。

    これは見たことあう人めっちゃいるんじゃないかなぁ。。。

    『スリーパーズ』
    製作年度:1996年
    監督  :バリー・レヴィンソン
    出演  :ジェイソン・パトリック、ブラッド・ピット、ビリー・クラダップ、ロバート・デ・ニーロ、ダスティン・ホフマン、ケヴィン・ベーコン

    中学か高校の頃、俺はまだ映画をおもしろいと思ってはいなかったんだけど、よくつるんでたダチがブラピにはまってたのに影響されて観た、確か。なんかあんとき「映画ってなげぇ。」って言いながらブラピの映画やたら観てた気がする。^^;

    そんな俺が今じゃ映画にこんなにはまって、生ブラピもトロイのジャパンプレミアんときに見てたなんて、あんときの俺には想像できなかったんじゃないかな。

    で、久々にケーブルテレビでやってたんで懐かしくて録画しといたって感じです。

    当時の印象は、全然覚えてない。とりあえず全部「観た」って言いたくて観てたようなもんだから、ぶっちゃけほとんど覚えてない。苦笑
    だから、思い出しながらというか、ほとんど初めてな感じで観てました。

    で、感想はというと、すごく豪華なキャスティングで取ったにしてはテーマが重すぎたんじゃない?って感じました。ブラッドピット含む豪華キャストが揃うならやっぱ「オーシャンズ」みたいな痛快系の方がいいのかなって思いました。これ観て、すっきりして帰れる人っていないでしょー、と。

    製作年度は前後するかもだけど、「アウトサイダー」と似てる感じで、「マグダレンの祈り」の男版って感じ。無法地帯ってどこにでもあって、「所詮この世は弱肉強食」は正しくて、しわ寄せはどうしても弱い立場の女子供達に行っちゃう。
    でも、その頃は確かに弱かったかもしれないけど、子供の頃に受けた強烈な出来事は、一生忘れないもんだと思う。理不尽に怒られたり、バカにされたり、さらしもんにされたり、殴られたり。俺だって、忘れてない、多分一生忘れない嫌な思い出がいくつかある。っとか書いてきたら思い出してきてしまった。。。やめやめ。
    でも、小学生や中学生の頃は全然敵わなかった大人たちにも今は負けないから、「もっかい会ったらぶっ殺す」とまではいかなくとも、この映画の中の話に共感できる部分は正直あった。

    いじめられたら、できればやり返したいと思うのは自然だと思う。
    助けてもらったら、できることがあればしてあげたいと思うのも自然だと思う。

    だから、これからも俺らは

    争いより 語り合いを大事に
    殺しあいより 出会いを大事に
    けなし合いより 認め合える関係を
    潰し合いより 助け合える関係を

    大切に生きていこう、大切に。

    それが、今回改めて感じたことでした。

    でも、この「スリーパーズ」って題名も"うまいことつけたなー"って思いました。
    世間には公表せず、静かにやりたい放題な少年院の看守達も、ある意味スリーパーズ。
    そこで行為を強要された少年達が黙って成長していく過程も、スリーパーズ。
    でも、この少年達は行為がトラウマになって、「安心して眠れない」スリーパーズ。

    目覚める、動き出す、発覚する。
    その前段階が全部スリーパーズって言葉になる気がして、この題名考えた奴すごいなって思いました。

    昔観た映画をまた観るってのもいいもんですね。
    でも、この映画は重いんで今度は違う映画を観ようと思いました。

  • 正義の為に敢えて邪道なやり方で正義を成すというある意味では、ピカレスクものと言ってもおかしくはない仕上がりだった。

    シェイクスの劇中でのナレーションがヘタなハードボイルドものよりもハードボイルドっぽさを感じたのは僕だけだろうか?

  • テレビ吹き替え鑑賞

  • 重いし、悪ガキのいたずらを擁護できない。

  • 少年院で性的暴行受けた四人が大人になって復讐する話 暗いし重い話だけど見入る映画だった!この映画で起きたことって公にならないけどどこにでもあるんだろうな 復讐にいいも悪いもないけど必要なものだったと思ったこの話では デニーロ神父の嘘が本当に優しくて大好き!あと法廷でのブラピの目がきらきらしてて少年のままって感じがしてより涙腺にキたすごい

  • まずキャストの豪華さに目がいく。そしてやっぱり上手い。実話かフィクションかという論争は別にどちらでもよく(もちろん、事実ならば社会問題だけど)、物語として素晴らしい。事件を起こさなくてもこの環境のままなら遅かれ早かれ少年院に入っていた可能性がある4人。元看守達も後の人生はあまり幸福そうには見えない。神父も昔は色々あったようだし、弁護士もすっかりくたびれている。最後に明るい未来への可能性を思わせる子ども時代の映像が流れるけれど、そんなものは本当にあったんだろうか。なんだか切ない。

  • ブラッドピット。暗くなる

  • あかん、心つぶれる。

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