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- / ISBN・EAN: 4988142168924
感想・レビュー・書評
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描き方が硬いので見ててちょっとしんどかった。人間的なとこはよかったけど。
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「誰の為に涙を流すのだろう…」のシーンは胸が詰まった。ラストに家族に囲まれ、やっと穏やかな時、心を置ける場所が見つかったんだぁって中間〜ラストはうるった。Dワシントンも良かった。
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■抑制の効いた大人のドラマ
実在の人物であるアントワン・Q・フィッシャー氏による自伝を原作とした人間ドラマ。初監督を務めるデンゼル・ワシントンは、感情を制御できずに暴力事件ばかり起こしてしまうアメリカ海軍の水兵アントワン・フィッシャーの治療を担当する心理分析医ジェローム・ダヴェンポート役も演じる。抑制が効き、落ち着いた雰囲気のデンゼル・ワシントンにぴったりの役柄だ。
物語の展開としては、アントワンが幼少期に経験した悪夢のような出来事をダヴェンポートの尽力で少しずつ克服していく様子が丁寧に描かれている。また、診療する側のダヴェンポートも、何か妻との間に大きな問題を抱えているみたい……。大きく盛り上げるような事件は起きないが、破綻もなく淡々と進行していく、安心して観ていられる秀作だ。
ただし、ラストの事情説明シーンが取って付けたようで安易に見えるところがマイナス。折角、淡々と進んでいたのに、「駆け込み決着」といった感が免れない。デンゼルの監督第2作目「ザ・グレート・ディベーターズ」(2007年)は日本未公開とのことだが、演出の出来がどうだったかとても気になる。