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- / ISBN・EAN: 4988142169426
感想・レビュー・書評
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有名だけど、傑作というひともいればそれほどでもないというひともあり。
個人的には主人公スタンリーがだいぶダメ男でかっこよく思えない。奥さんへの態度が最悪、唐突な浮気(もう少し恋愛の駆け引きがあってもいいんでは?)、パワハラ、「ベトナム帰り」を言い訳にやりたい放題だ。悪徳刑事ならノワールもののかっこよさもあるんだけど、彼の行動は独善的な正義、更には個人的な差別感情(ベトナムでなにかあったんだろうけれど)からきていて浅はか。対するチャイニーズマフィアのジョーイもあっさりと描かれていて見た目はかっこいいけれど凄みが足りない。ボディーガードがいるのにスタンリーにボコられたり、ボスのわりに取引の最前線に出てきたりとたいして策略家でもないのかなと思ってしまう。ラストも何も変わらないことへの無力感をもっと全面に出してくれた方が好き。とってつけたようなラブシーンはいらない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
刑事とチャイニーズ・マフィアの対決は洗練さには欠けても迫力があった!また組織の中で改革を行うもの同士の対決を描いた作品でもあるかも。誤解を生む部分もあるかもしれないけど、作品に力強い社会的なメッセージ性があって好きだなー!
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勢いで観ちゃうことってあるんですよね~っうか俺の場合は買っちゃうんですけど……先日、レスラーを観ながら男特有の感動を覚えてこれは良すぎだろう~と思い、なんとなくミッキー・ロークの若かりし日の作品を購入。
ベトナム帰りの警部さんの役回りなのですが、とてもベトナムを体験したことのなさそうな華奢な体つき!そしてどこか格好つけすぎていて泥臭いようで泥臭くない!
「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」
http://www.youtube.com/watch?v=HRGBV5eSbyQ
舞台がチャイナ街なので白人以外はすべてがチャイニーズ…なんか香港映画のように感じてしまう。予告の前置きはすごいんですけど比較された作品はたまったもんじゃないかとwww
きっとミッキー・ロークが頑張りすぎちゃったんですね~それにしても見終わって思うのだが、やっぱり香港映画www -
マイケル・チミノ監督という感じがしないが、たぶんディア・ハンターを基準にして考えてしまうから、そういう気になってしまうのだろう。
ジョン・ローンもミッキー・ロークも若くて一番ハンサムな時期かも知れない。とりわけジョン・ローンはかっこよく悪役を演じている。
ミッキー・ロークが独善的に周りを引っかき回すおかげ、でいろんな人に危害が及ぶという、はなはだはた迷惑な話。
ミッキー・ロークさえいなければ、周りはみんな清濁合わせ飲む大人なのだし、持ちつ持たれつで、ある意味平和な社会が続いていたんだけどなあと思う。
ああいうはた迷惑なヒーローが出てくる映画がたまにある。 -
( -_-) Michael Cimino監督。
若い頃に観た記憶と全く違う感想。ストーリーは単純で深さがない。NYのチャイニーズマフィアを追うベトナム帰りの刑事(Mickey Rourke)も単に正義感あふれる熱血刑事で虫酸が走る。アジア人を白人視点からしか捉えておらず、The Deer Hunterを撮ったMichael Ciminoとは思えない、重みのない作品だ。なぜ辰年なのか、ついにわからなかった。
この作品の後、The Last Emperorで素晴らしい演技を魅せるJohn Loneだけが救い。 -
ニューヨークのチャイナタウンを根城に勢力拡長をはかるチャイニーズ・マフィアの若きドンとこれを敵対視するニューヨーク市警刑事の死闘を描くアクション映画。監督は「天国の門」のマイケル・チミノ。ロバート・デイリーの同名小説をオリヴァー・ストーンとマイケル・チミノが共同で脚本化。出演はジョン・ローン、ミッキー・ロークほか。
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1985年公開。『ディア・ハンター』で大成功を収め、『天国の門』でハリウッドを追われたマイケル・チミノ監督渾身の復帰作!ジョン・ローン演じるチャイニーズ・マフィアの若き幹部と、ミッキー・ローク演じるベトナム帰りの刑事が繰り広げる壮絶なバイオレンスアクション!コレはハマりました!もう全編ミッキー・ロークの勢いがみなぎっていて(まだセクシー男優と呼ばれていた頃)、彼のチャイニーズ・マフィアへの執念が痛いほど伝わってきて、グイグイ引き込まれていきます。妻を殺され、仲間を皆殺しにされ、恋人を傷つけられ復讐の鬼と化したミッキー・ロークと、まさに悪の王子とも言うべき美しきジョン・ローンの、ラストにおける1対1の対決シーンはバイオレンス映画史上に残るカッコ良さ!
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悪役のジョーン・ロンが、とても素敵でした。