名もなく貧しく美しく [DVD]

監督 : 松山善三 
出演 : 小林桂樹  高峰秀子  島津雅彦 
  • 東宝
3.81
  • (6)
  • (8)
  • (5)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 59
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988104022677

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ラストが……

    どんな時代でも自分より努力しようとしている人間を邪魔しようとする輩がいる。自分が努力していないのを知りたくないから邪魔をする。そんな人間は知識だけを印籠に正論ぶる。行動していないから幸せをまっているだけ、努力して行動している人間は色々なことを見て感じてたくさんの問いかけをもち幸せを感じる。

    ぜひ〜

  • 昼間は初夏並みの暖かさでしたが、朝夕は涼しく過ごしやすい気候でした… ちょっとだけ外出しましたが、、、

    大半の時間は、自宅で過ごして心身両面を充電中… 映画『名もなく貧しく美しく /1959』を観たり、音楽を聴いたり、本を読んだりしながら、のんびりGWを愉しんでいます。




    ≪後日追記:映画詳細情報≫

    『名もなく貧しく美しく』 '59日本

    -----story-------------
    人妻の「秋子(高峰秀子)」は幼い頃に病気で聴覚を失っていたが、聾(ろう)学校で手話を学び、人の唇の動きを見て会話することも出来た。
    第二次世界大戦の末期に、「秋子」は空襲の焼け跡で赤ん坊の「アキラ」を保護し、嫁ぎ先に連れ帰る。
    だが、冷たい家族は「秋子」の留守中に「アキラ」を孤児の収容施設に入れてしまった。
    終戦後に夫と死別した「秋子」は、実家に帰される。
    母親の「たま」は優しかったが、姉や弟は出戻りの「秋子」を冷遇した。
    やがて「秋子」は、聾(ろう)学校の同窓生である「片山道夫(小林桂樹)」と再婚するが、生まれた最初の赤ん坊は、就寝中の異変を聞きとれず急逝させてしまう。

    「秋子」と「道夫」は路上の靴磨きで生計を立て、やがて息子の「一郎」が生まれた。
    「道夫」は印刷所に植字工として雇われ、「秋子」は裁縫の内職で「一郎」を健康優良児に育てた。
    しかし、小学生になった「一郎」は両親の障害を理由に、友人とトラブルを起こすようになる。

    「秋子」の母の「たま」は、「秋子」一家と同居するようになった。
    「秋子」の弟である「弘一」が身を持ち崩し、実家を売り払ったためだった。
    刑務所から出所した「弘一」は、たまが「秋子」のために買った商売道具のミシンと「道夫」の給料を奪い、立ち去った。

    絶望した「秋子」は家を飛び出し、列車に乗り込んだ。
    しかし、追って来た「道夫」に手話で優しく諭され、共に家に戻った。
    息子の「一郎」も精神的に成長し、友人たちに屈託なく母を紹介した。
    貧しくとも幸せだと手話で語り合う「秋子」と「道夫」。
    家族で初めての旅行でもと話していた矢先に、不慮の事故で「秋子」が命を落としてしまう。
    妻を失い、気落ちする「道夫」。
    しかし、「道夫」には息子の「一郎」という生きがいが残されていた。


    -----staff/cast-------------
    監督:松山善三
    製作:藤本真澄
       角田健一郎
    脚本:松山善三
    撮影:玉井正夫
    美術:中古智
        狩野健
    編集:広瀬千鶴
    音楽:林光
    出演:
     小林桂樹 片山道夫
     高峰秀子 同秋子
     島津雅彦 同一郎(一年生)
     王田秀夫 同一郎(五年生)
     原泉 秋子の母たま
     草笛光子 同姉信子
     沼田曜一 同弟弘一
     松本染升 竜光寺泉心
     荒木道子 同みよ
     根岸明美 同浩子
     高橋昌也 同真悦
     加山雄三 上野アキラ
     藤原釜足 経師屋の主人
     中北千枝子 同おかみ
     三島耕 弘一の戦友
     南道郎 駅の改札係
     織田政雄 道夫の伯父
     一の宮あつ子 伊東の旅館の女中
     中村是好 八百政の主人
     井上大助 肉屋の店員
     田中志幸 泥棒
     南美江 秋子の先生
     十朱久雄 貴金属店の店主
     小林十九二 本屋の主人
     賀原夏子 和夫の母親
     河内桃子 木島先生
     小池朝雄 弘一の友人吉野
     多々良純 沢野洋服店主
     加藤武 校長
     村上冬樹 日赤の医師

  • [1961年作、TV録画鑑賞]
    山田洋次監督が選んだ日本の名作100本〜家族編〜
    やっと見る機会を得た作品。代表的なヒューマン・ドラマ、ハンディがあっても必死に生きる姿が感動的。車両間で窓ガラス越しに手話でかわす会話シーン、聾唖者ゆえに子供をなくすシーンや自らの命をなくすシーンが印象的。何が起きても相手を励ます道夫(小林桂樹)が力強い。ここでも高峰秀子はピッタリはまっていて、さすがに万能女優。

  • 耳が聞こえない夫婦の話。
    ハッピーエンドじゃない、普通にある話が
    根底なんだろう。
    ん〜、家族を持つ大人向け

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

松山 善三(まつやま・ぜんぞう):1925-2016 神戸市生まれ。映画監督・脚本家。大学中退後、松竹大船撮影所助監督部に入社し、1955年に高峰秀子と結婚。『名もなく貧しく美しく』で(1961)で監督デビューし、その後も話題作を監督する。1987年に紫綬褒章、1995年に勲四等旭日小綬章を受章。

「2024年 『高峰秀子 夫婦の流儀 完全版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×