ミスティック・リバー [DVD]

監督 : クリント・イーストウッド 
出演 : ショーン・ペン  ティム・ロビンス  ケビン・ベーコン  ローレンス・フィッシュバーン 
  • ワーナー・ホーム・ビデオ
3.40
  • (24)
  • (36)
  • (85)
  • (12)
  • (4)
本棚登録 : 241
感想 : 49
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988135554710

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 事件解決して急に刑事の奥さんから電話がかかってくるとか、結構唐突だったり説明不足なところ、偶然が絡みすぎだろ的な突っ込みどころもあるんだけど全体的に良い。イーストウッド映画がよく取り扱うテーマのようなものを感じるんだけど、本作では法と私刑の対立を強く感じた。ちょっと私のような黄色人種には保安官とかいう制度やその位置付けはわからんのだけど、監督本人が得意としてた西部劇映画の中では、容易に法なのか私刑なのかわからん、下手するとならず者に転落しそうな危うい葛藤の只中にあるよね。そう、視点や状況によって正義と悪が入れ替わり、互いに心理や立場が常にゆらぎやすい状況に置かれるというか。生きるってそういうことだしね。

    でもさあ、洋画ではよく幼少期の性犯罪を取り扱う割に、被害者は結局死にましたー的な話ばっかりだね!フォレストガンプでも死んだだろ。バタフライエフェクトは何回も念入りに殺されてるだろ。幼少期にレイプされた人間はフラッシュバックがつきまとって決して幸せな人生を送ることはできないのだ、へけけっ!みたいなストーリーはうんざり。古い。もはや安易だよ。そういう意味でやっぱり那須きのこって神だわ。

    どうでもいいが感心したことで、自分の車がパクられたけど見つかったぞ的な内容で警察署に呼ばれて、実は別件の殺人事件の内容について尋問をされる。その際、トランク内の血痕について訊かれるが、「それは俺の車をパクった連中がやったんでしょ」で切り抜ける。嘘なんだけどね。警察官に堂々と言えるのが凄いわ。自分を呼びつけて尋問するためのネタそのものを切り札に事態を打開するわけ。僕にはとてもできない。

  • 実家にあるのに観る機会なくて、結局つたやで借りました。
    後味悪いのは知ってたけど、なんという胸糞…

    幼い頃のトラウマのせいで誰にも相談できないし信じてもらえない。デイブがひたすら運のないかわいそうな人だなと思います。
    ジミーは仲間がいないと何もできないクズなのか?と思わせるショーン・ペンの演技すごい。
    夫を信じてあげられなかったデイブの妻もなんだかなー…ジミーの奥さんに一番狂気を感じた。マーカム家絶対おかしい。
    だから逮捕しろよショーン!って思ったけどまだデイブ見つかってないもんね。
    なんなのあの爽快なラストシーンは…胸糞

    25年前に車が3人の前に止まらなければこうはならなかった、とも言い切れないよなあ…

  • 2003年のアカデミー賞受賞作です。この映画で、ショーン・ペンが主演男優賞、ティム・ロビンスが助演男優賞を取っています。どこにでもいる3人の仲良し少年がある事件に巻き込まれて以来疎遠になっていたのが、25年後、3人が大人になった時、別の悲惨な事件をきっかけにして再会するのですか、そこにはもはや友情とは別の感情が生まれています。そしてこの悲惨な事件が、さらに悲惨な事件を招くことになります。ティム・ロビンスの抑制された演技がいいです。

  • 見所はティム・ロビンスの名演。

  • 男(旧友)間の軋轢、摩擦、愛惜、贖罪の意を、これほどサラリと抑揚を落とした描写で描き得た作品も、余りないのでは、と感じる秀作。主役三人男性陣が抑えて演じているのはとても素敵だ。

  • とにかく、デイヴが哀れだった。
    けれども、幼少期の事件について他の二人も後悔や自責の念があったのだと思う。
    ここまで残酷な運命は観客でさえそれを呪ってしまう。

    デイヴ役のティム・ロビンス、ジミー役のショーン・ペンがとても良かった。

  • 私の英語力ではあまり理解できず、「え?えっ?」となってた気がする。英語字幕付で再チャレンジしたい。

  • 嘘と真実と誤解と・・・。
    ある意味切ない・・。

  • 人気作家デニス・ルヘインの傑作ミステリー小説を、「許されざる者」「ブラッド・ワーク」のクリント・イーストウッド監督が映画化した重厚なミステリー・ドラマ。

    かつての幼馴染みが、ある殺人事件をきっかけに25年ぶりに再会、事件の真相究明とともに、深い哀しみを秘めた3人それぞれの人生が少しずつ明らかになっていくさまが、静謐にして陰影に富んだ筆致で語られていく。

    主演の3人、ショーン・ペン、ティム・ロビンス、ケヴィン・ベーコンをはじめキャスト全員の演技が高次元でぶつかり合い、素晴らしいアンサンブルを披露。アカデミー賞ではショーン・ペンが主演男優賞を、ティム・ロビンスが助演男優賞を揃って獲得した。脚本は「ブラッド・ワーク」「L.A.コンフィデンシャル」のブライアン・ヘルゲランド。

     ジミー、ショーン、デイブの3人は少年時代、決して仲が良いわけではなかったがよく一緒に遊んでいた。ある日、いつものように3人が路上で遊んでいたところ、突然見ず知らずの大人たちが現われ、デイブを車で連れ去っていってしまう。ジミーとショーンの2人は、それをなすすべなく見送ることしか出来なかった。数日後、デイブは無事保護され、町の人々は喜びに沸くが、彼がどんな目にあったのかを敢えて口にする者はいない。それ以来3人が会うこともなくなった。それから25年後。ある日、ジミーの19歳になる娘が死体で発見される。殺人課の刑事となったショーンはこの事件を担当することになる。一方、ジミーは犯人への激しい怒りを募らせる。やがて、捜査線上にはデイブが浮かび上がってくるのだったが…。

  • イーストウッド監督作品はハズレがないなぁ。
    引き込まれるように見れました。

    子供の頃の友達が再会し、また離れていく話。
    過去の出来事を引きずったり、今の自分に納得いっていなかったり、様々な思いがある中で「昔の友達」ってのは救いにならないのかな。
    今はすごくわかるけど、5年前ならストーリーに納得いってなかったかも。
    生活するって事は色んな変化をする事やね。

    役者もよかった。
    好きなショーン・ペンもケビン・ベーコンもいい芝居でした。
    ティム・ロビンスも渋い。

全49件中 1 - 10件を表示

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×