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- / ISBN・EAN: 4988135554697
感想・レビュー・書評
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2003年のアメリカ映画。
主演は、トム・クルーズ。
どのような方かというと、ウィキペディアには次のように書かれています。
トーマス・クルーズ・メイポーサー4世(英: Thomas Cruise Mapother IV、1962年7月3日 - )は、アメリカ合衆国の俳優、プロデューサー。ゴールデングローブ賞を3回、アカデミー賞に3回ノミネートされるなど、様々な賞を受賞している。出演した作品は、北米で40億ドル以上、全世界で101億ドル以上の興行収入を記録している。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
THE LAST SAMURAI
2003年 アメリカ
監督:エドワード・ズウィック
出演:トム・クルーズ/渡辺謙/真田広之/小雪/中村七之助/池松壮亮
何かと話題の大作をやっとスクリーンで。いろいろと前評判を聞かされてはいたのですが、想像してたより地味(?)な映画だったような印象。でもやっぱり単純に面白かった。謙さんはかっこよかった。真田広之の氏尾さんもワイルドで惚れました。やけに滑舌のよい明治天皇だなあと思ってたら、歌舞伎の七之助さんだったんですね。
小雪は、ああいう絵に書いたような「慎ましやかで耐え偲ぶ日本女性」「夫と死別」っていう雰囲気が、普通にしてても物悲しそうな不幸顔の彼女にはハマっていたのではないかと。無名の新人さんらしいですが、信忠も可愛かった。そしてトムクルーズは結局何を演ってもカッコイイですねえ。ただの二枚目に見せ掛けて、実は演技派、そして遣り手プロデューサーな彼。
日本の文化の描き方については、比較的違和感なかったので凄いなあと素直に感心(でも忍者は必須・笑)。ただ、幕末・維新マニア的には、明治政府のあり様があまりにもショボいのがちょっと…(苦笑)あの時代だとギリギリ西郷さんも大久保さんも桂さんも御存命中ですし、ありえないだろうという設定がいろいろと…。
勝元さんは実在の人物ではないですが、立場的には野に下って叛乱を起こした元・参議というのは西郷さん的なポジションなんでしょうね。でもまあ、なんやかんやいいつつ、最後はきっちり泣かされたりして、よくできた映画だったと思います。
(2004.04.07) -
トム・クルーズの奥ゆかしい目は みつめる。
サムライの強さと優しさを。新政府の弱さと小賢しさを。
透き通る小雪の白い柔肌を。
規律正しい侍集落の生活は美しく、
戦闘は勇ましくカッコよい。
武士道の殉教者の精神世界を、外国人の目から見つめた意欲作。
勝元(渡辺 謙)≒西郷、大村≒大久保 だろうか?
中村七之助の若き明治天皇、なかなか良かった。
(110524鑑賞) -
2003年公開
監督 : エドワード・ズウィック
幕府の残党武士掃討の為に招聘されたアメリカの士官が捕われた先で武士道精神に触れ、次第に心変わりしていくお話。
絵面が冗談みたいだなと勝手に食わず嫌いしていた作品w
忍者のシーンは、あーあアメリカ人やらかしたなあという感じだけど、
他は思いのほか、まともに着地していたように思います。
自らの生きる道とし、仕えてきた存在に
いわばハシゴを外される形で追いつめられていく不平士族の
哀しくも美しい生き様が、渡辺謙ほぼ一人に託されていて、
険しいね、謙サン。って感じの仕上がり。
期待してなかったので、良かったです。 -
ハリウッド映画に日本人が…というだけでドキドキするのに、これには多数の日本人が出演。明治に入った頃の日本で、まだサムライであり続けたい日本人と、それに感銘を受けて影響される外国人との物語。小雪の美しさが秀逸。真田広之の殺陣は本当にカッコイイ。
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技術が発達して昔とは生活が一変して豊かになったが、人生の豊かさはいかに自分の心を育てていくかということに大きな影響を受けるのではないか。朝起きて寝るまで、生まれてから死ぬまで、自分を厳しく律し、自分の役割を全うする。そんな生きたかも悪くない。
ストイックにがむしゃらに頑張るのもカッコいいじゃん。
邪念を払い、心を無にする。
日々の忙しない生活にゆとりがなくなっても、たまには日本の武士道の精神なんてのも思い出す時間を作るのもいいかも。
これまで宗教じみたことって好きじゃなかったけど、こういうのなら勝手に一人でやってる分には悪く無いな。
寝る前に冥想でもしますかね。 -
日本が舞台のアメリカ映画。明治維新の時代で、渡辺謙の役はさしずめ西郷隆盛だろうか。妙に歴史とマッチしているような、でもなんじゃこりゃ?ってところもあって不可思議な気分だった。だいたい、最後の決戦がまるで運動会のようで、そこまで盛り上がってきた気分が一気に冷めた。
ただ、全体としてはとても気持ちがよい映画だった。迫力もあるし、伝わってくるものがある。トム・クルーズも渡辺謙も真田広之も美しい。結局ちょっとヒューマニズムに目覚めた西部劇だと思うし、日本が舞台であるだけに逆に違和感が出てしまったのだが、なかなかよかった。
2006/1/21 -
日米合作でこの映画のヒットを機に日本人の海外進出のきっかけを作ったように見える作品なのですが、一般人には受けるんでしょうけど、歴史マニアの僕にはまず無理ですね~
時代背景や戦闘の想定は出来るのですが、やはり物足りなさが先行します。何が物足りないって綺麗過ぎるんですよ~幕末の廃刀令が出て各地の士族が爆発した戦闘なんていえばもっと血なまぐさいのに背景の美しさを強調するあまりに壮大感に欠けている様にも思えます!
「ラストサムライ」
トム・クルーズよりも渡辺謙さんよりも、他の誰よりも目だったのが悪役専門の福本さんだったのが笑えましたが、幼少の頃から切られ役で見かけていたので、演技が変わったわけでもなく何がどうなのって感じでしたww
設定も架空の人物ばかりで空想が出来ずに、少しつまらないんですよね~大村益次郎はいるんですが、それすらも下の名前はなく、どうなのって感じでいまいちでした。
どうせなら真田さんの馬上アクションやもう少し派手に行ってくれれば面白かったのに~ww
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■先祖たちは何のために戦い、死んでいったのか■ハリウッドが幕末を描くとこうなる、という記念。
まあぶっちゃけ、典型的な白人酋長モノですが、そんなことはどうでもいいです。ストーリーは無茶苦茶だし、幕末に鉄砲使わないなんてあり得ないんですが、なぜか感動してしまう。
NHKの大河ドラマなんかとはだいぶトーンも違うのでそういうとこ(外国製の時代劇)も楽しめると思います。私は大好き。ちょうど南北戦争っていうのは嘘じゃないです。
トムクルーズと真田博之が好きなら問題なし。渡辺謙もいい仕事してます。その後「硫黄島からの手紙」へ。小雪さんもそれなりに。メイキングで、真田広之が主役(渡辺謙の役)でも問題無かったって言ってましたが、そこが敢えて渡辺謙になったのが大成功だったと思います。皆さんそれぞれの芸暦に記念すべき仕事をされたんじゃないでしょうか。 -
初めて洋画見ておもしろいと思ったかもしれない!
トムクルーズかっこいい!外人かっこいいと思ったのも珍しい!!
トムクルーズの背景がよくわかんないんだけど、それ以外の話はわかりやすかった。
途中で西南戦争がモデルっていうのを見たからかもしれないけど。
やっぱバックボーンは知っておかないとわかんないやw
ってかやっぱ声がいいわー、もりもりw
もっと早く見とけばよかったー。