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- / ISBN・EAN: 4580120510178
感想・レビュー・書評
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親の印税暮らしで生まれてこのかた働いたことがなく大人になりきれない大人のウィルと母親が情緒不安定で子供なのに大人びたところのあるマーカスの凄い歳の差のあるふたりの友情物語。見終わってとてもほっこりします。でも、ウィルは相変わらず働いてないだろうし、マーカスの母も予断を許さないのでしょう。何かが解決したというお話ではありません。ただ、マーカスだけはさらに成長してましたね。
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内容(「Oricon」データベースより)
親の遺産を相続し、仕事も結婚もせずに悠悠自適の生活を送る38歳の独身男性。そんな彼がある日本気の恋をしてしまう。果たして、彼が選ぶのは遊び人の生活か、それとも“オトナ”らしい生活か…。イギリスの作家ニック・ホーンビィによる同名小説を映画化した、ヒュー・グラント主演によるコメディ。
人と人の繋がりの大切さを強く感じるとても良い作品だと思いました。
私も主人公と同じく 基本、人間は孤島だと思っていますが それだけでは生きてはいけないとも思っていて 人間関係ってホントにめんどくさくて煩わしいのだけど とても必要で大切なことだと思っています。
この主人公、最近どこかで見たなと思っていたら この間観た『ノッティングヒルの恋人』でした。
まだたくさんの洋画を観れていないので 知らない俳優さんばかりですが 新たな俳優さんを知るとなんだか嬉しくなりますね。
とても心が暖かくなりました。子役の子もいいね!-
smaphiroさん、こんにちは。
この作品、私も好きです!
見終わるとあたたかな余韻に包まれるんですよね。『ノッティングヒルの恋人...smaphiroさん、こんにちは。
この作品、私も好きです!
見終わるとあたたかな余韻に包まれるんですよね。『ノッティングヒルの恋人』も。
子役の子、今も活躍してらっしゃいますよ。
お暇なときに「ニコラス・ホルト」で検索してみてください。シュッとしていて軽く驚きます。2021/04/10
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主演のヒュー・グラントという俳優。昨年,ほかの映画で見たな,そして,それはいい映画だったなと思ってググってみたら,『ノッティングヒルの恋人』に出ていたらしい。多くのロマンティック・コメディに主演しているとも書かれていた。本作品もその中の一本。でも,そんなにコメディっぽくはなかったけど。
親が残した印税で生活する38歳の独身男性ウィルと,シングルマザーとその息子のマーカス。映画は,このマーカス少年の母への一途な思いをウィルが知ることで,変な方向に進んでいく。
心の中のセリフが多くて,これがこの映画のユーモアではある。
NHKBSプレミアムシネマの解説を転載
38歳のウィルは、亡き父が残したクリスマス・ソングの印税でリッチな独身生活を楽しんでいた。後腐れなく付き合える恋愛相手としてシングルマザーを探すウィルは、情緒不安定な母親に悩む12歳の少年マーカスと出会い、人生を見つめ直していく…。ヒュー・グラントが独身主義のお気楽男を好演、ニコラス・ホルトがマーカスを演じるほか、レイチェル・ワイズ、トニ・コレットなど実力派俳優が共演するヒューマン・コメディー。 -
ほぼHoultくん目的笑
先月の”Fury Road”で知ってから色々来歴を見ていたんだけど原点はここにあったんやね。
本作も前々から気になっていたし11歳とは思えない鋭い眼差しも記憶に残っていた。
脚色とか入れんと自然のまま、思ったままを喋っていた。
インタビューにもしっかり応対していたし。(若干あざとかった笑)
Hugh Grantの作品は初めてだったけど、ダメンズぶりとHoultくんとのやり取りがちゃんちゃら可笑しかったし時々頼もしく見えた。子守というか男同士の友情的な付き合いみたい。
GrantさんはOxford出のインテリさんなんだけど他の作品でも本作のようなダメンズ役で出演しているという。
ダメンズのハマり役ってのもなかなか聞かない笑笑
Single Fatherを装ったつもりが最終的に他人の家族を幸せにする。
Houltくんを幸せにしようと彼なりに奔走するのは良かったけど、あんなウソのつかれ方は私も嫌だ笑
Grantさんの独身生活の模様や古きよきLondonもちらほら出てきてイギリスかぶれな私にとっては嬉しい描写だらけ。
GrantさんとHoultくんのナレーションが多すぎるのが癪にさわったが、「人生このままで良いのかな」と立ち止まった時に出会うと最高やろね。 -
ABOUT A BOY
2002年 イギリス+アメリカ+フランス+ドイツ 101分
監督:クリス・ワイツ&ポール・ワイツ
原作:ニック・ホーンビィ『アバウト・ア・ボーイ』
出演:ヒュー・グラント/ニコラス・ホルト/レイチェル・ワイズ
https://www.uphe.com/movies/about-a-boy
親の印税で暮らす38歳独身無職のウィル(ヒュー・グラント)は、とくに人生の目的もなく、場当たり的な恋愛を繰り返している。偶々妹の紹介でつきあったシングルマザーとの別れに後腐れがなかったことから、シンママ狙いで子持ちのふりをしシングル親の集いに参加。そこで目をつけた美女スージーとデートにこぎつけるが、当日スージーのシンママ友達フィオナ(トニ・コレット)の息子で12歳のマーカス(ニコラス・ホルト)も一緒にやってくる。しかしその日マーカスが帰宅すると、母親フィオナは自殺未遂を図っており…。
もう20年弱前の映画で、一度テレビで見たような気もするけれど、最近『トールキン』ですっかりイケメンに育ったニコラス・ホルトを見て、そういえばこの子、子役出身だったよなあと思い出して、改めてこの映画を。
ニコラス・ホルト、当時役柄通り12歳くらいかな。眉毛のあたりが今と同じで笑っちゃう。美少年という感じではないけど、白くてほっぺたがぽちゃぽちゃしてて、なんともいえない愛嬌があって可愛らしい。この子がゆくゆくあんなスラっとしたモデル体型に育つのかあ、と親戚のおばちゃん気分で見守ってしまった。
ヒュー様は若かりし頃の『モーリス』以降はお耽美路線だったのに、『フォー・ウエディング』でラブコメ開花、以降愛すべきダメ男役が増えるのだけど、この役もそのバリエーションのひとつ。大変な女たらしのこじらせ独身貴族だけど、今作では恋愛よりも、ワケアリの子供との交流メインなのが新鮮。
ニコラス演じるマーカスは、思ったことをなんでも言っちゃうし、急に無意識に歌っちゃうクセもあり、何度転校しても孤立しちゃう苛められっ子。ママのことは大好きだけど、急に泣きだしたあげく自殺図っちゃうメンヘラママなので、なんとかママを助けてあげたい。ダメンズだけどイケメンだし裕福なウィルとママを交際させようとウィルに近づくが、いつのまにかママそっちのけでウィルとの間に友情が芽生えてしまう。
12歳と38歳。精神年齢はたぶん同じくらい(笑)ダメンズのウィルが、いじめられっこマーカスの世話を焼くうちに、満更でもなくなってきたり、頼る大人のいなかったマーカスが、いつのまにかウィルをよりどころにしていく様子など、ベタだけど心温まる。
やがてウィルは、レイチェル(レイチェル・ワイズ)という本命と出会うが、レイチェルもまたシンママ、息子はマーカスを苛めている同級生。マーカスに息子のふりをしてもらいお近づきになるも、やがてウィルはいかに自分が空っぽな男であるかに気づく。
マーカスはウィルに貰ったCDのおかげで、不良っぽいロック少女の上級生エリーと仲良くなり、そのおかげであまり苛められなくなるも、またママのメンヘラが悪化、なんとかママを元気づけたくて、学園祭の舞台で歌う決心をするが…。
普通なら、マーカスのママとウィルが恋に落ちてめでたしめでたしになりそうなところ、この映画はあくまでマーカスとウィルの男同士の友情にフォーカスを当てて、ご都合主義のハッピーエンドにしないところが良かった。そもそもマーカスのママとウィルは相性最悪、どっちもお互いのことが全然好きじゃない。
この映画のテーマは多分、恋愛だけがすべてじゃない、というところ。38歳と12歳でも、気が合う相手がみつかって、一緒に過ごすのが楽しいと思えたら、結構人生楽しくなるんじゃないかな、っていう、押しつけがましくないところがとてもオシャレだった。 -
この映画が、遊び人が無垢な子どもとの触れ合いからまともな人間に更生するというストーリーだったとしたら、あのヒュー・グラントをもってしても平凡な作品になっていたでしょう。いじめられっ子の男の子と無職の遊び人が互いに影響し合って、それぞれに自立へ踏み出していくところが良いのです。
バッドリー・ドロウン・ボーイの音楽も良かった。やっぱり「Something to Talk About」は名曲だなぁ(この頃までもBDBはホント良かった)。 -
マーカス役の子がもうたまらなく愛おしかった。
ママのために社会的自殺をおかしてまで歌うマーカスに泣けた。
人間は孤島ではない。
うん、うん。 -
映画のクライマックスにもかかわらず
ロック大会に駆けつけたはいいが
説得にも成功せず
助力も失笑に終わってしまう
ってところが好き
それでも少し変化できたヒュー様
だめヒューだけど今まで見たヒュー様のなかで一番かっこよく見えた
マーカスかわいい
(ABOUT A BOY/2002) -
人と深い関わりを避けて生きる男がシングルマザーとなら気軽な交際をできると思い、子どもがいると嘘をついてシングルマザーの集まりに出るが、そこから一人の少年と出会う。
変に自分に閉じこもってる男が同じく変なんだけど必要に迫られて人とつながっていこうとする少年に無理矢理触発される話。ストレートに深い恋愛や家族にいかず、もう少しボヤっとしたつながりに落ち着くのが良い。
あの少年を演じてるのは幼き日のニコラス・ホルトじゃないか! ヒュー様もいいが、彼がこの映画の最大のストロングポイント。子どもの頃からこれならそりゃいい役者になるわ。 -
ニコラス・ホルトが子役で出ているというので見る。
実は2004年に一度レンタルで見ている。その時はヒュー・グラント目当てだった。今回、「ライ麦畑の反逆児」(2017)「トールキン旅のはじまり」(2019)を観て、このかっこいい若者は誰だ?と調べると「アバウト・ア・ボーイ」の子役もしていたというので見たのだ。
2002年公開だから1989年生まれのホルトは撮影時は12歳くらいか。いやーかわいいわあ。とぼとぼ下を向いて歩く後ろ姿。ぷっくりした手。う~むそれがあんなに大きく成長したんだなあ。前に見た時はきっとヒューばかりを見ていたのだろう。でも今回もヒューはよかったなあ。善意の映画。
2002イギリス
2020.12.15BSプレミアム