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- / ISBN・EAN: 4988126203009
感想・レビュー・書評
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テーブル上のコーヒーとタバコを挟んで会話される、11本のモノクロ・ショートムービー。話はそれぞれ独立している。
20代で観た時は単に「カッコいい」という印象だったが、今観ると哀愁感が半端ない。トム・ウェイツのジュークボックスがやっぱり好き。ケイト・ブランシェットの1人2役は違いすぎて気づかなかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
COFFEE AND CIGARETTES
2003年 アメリカ
監督:ジム・ジャームッシュ
出演:トム・ウェイツ/イギー・ポップ/ビル・マーレイ/ケイト・ブランシェット
ジャームッシュの映画は、実はひさしぶりのような気がする。最後に見たのがもしかして『デッドマン』のような…。これは出演者が豪華というか異色の顔ぶれで、コーヒーショップで煙草を吸いながらコーヒーを飲んで2~3人の登場人物が語りあうだけの、いたってシンプルな設定の短編オムニバス。
どれもそれぞれ、なんてことのない日常の中のワンシーンに、ブラックだったり、シニカルだったり、普通にしんみりだったり、ちょっとしたユーモアとセンスがあって秀逸なんですが、個人的に印象に残っているのは、やはり普段映画に出ないようなミュージシャンの出演もの。トム・ウェイツとイギー・ポップの共演は言わずもがな。ジャックとメグのホワイトストライプス姉弟もなんだか演技だか素だかわからないところが可愛くて微笑ましかった。ミュージシャンではないですが、『24アワー・パーティ・ピープル』主演のスティーヴ・クーガンとか。
あとはやっぱケイト・ブランシェットの一人二役はさすがの名演でした。スティーブ・ブシェミとかビル・マーレイとかも、存在感だけで独特だし…。それぞれのエピソードに繋がりはないのだけれど、時々会話の中に共通のキーワードがあって、それもなんともいえずいい感じ。私は煙草は吸いませんが、ゆっくりコ-ヒ-飲んで和みたい気持ちにはなりました。
(2005.10.20) -
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「珠玉のリラックス・ムービー」
ジャームッシュの作品は何とも言えないユーモアが漂っていて好きです。
「タバコは大嫌いそんな私でさえ」
私もで...「珠玉のリラックス・ムービー」
ジャームッシュの作品は何とも言えないユーモアが漂っていて好きです。
「タバコは大嫌いそんな私でさえ」
私もですが、モノクロの画面にピッタリでしたね。2012/11/07
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イギーポップとトムウェイツの件、ビル・マーレイとウータンの件が最高に好き
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コーヒー&シガレッツ
Netflix
結構前の作品だけど、昔見てるかもしれないな…タバコとコーヒーを飲みながら、ぎこちないやり取り…何か特に起こるわけでもなく、ただ気まずさが残るような居心地が良くないエピソードが続く笑笑。こう言うモノクロ作品だと「スモーク」を思い出しますねぇ〜あれは良い作品だった…
色々たくさんエピソードがあったけどケイトブランシェットの一人二役は見事でした。彼女の作品「ブルージャスミン」を想起させるようなエピソードだった。僕は勉強不足で、まだビル・マーレイの良さが分からんのですよ…些か残念だけど、これから彼の過去作でも探して見てみようかな〜笑笑
ジムジャームッシュ作品も最近だったら「パターソン」と「デッドドントダイ」は良かったなぁ〜色々観てるけど「スリングブレイド」なんか好きだなぁ〜 -
アマゾンプライムで見たが、何か、退屈で面白くなかった。でも、後で見てみたら、結構、有名な役者が出ていた。イギーポップが出ていた。エンディングにイギーポップのluie luie が流れていて、これは、よかった。
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12の短編からなるオムニバス。別段なにか起こるわけでもなく、ただ不味いコーヒーと煙草を嗜み続ける映画。皮肉じみていて洒落た会話の応酬。労働階級の一時の愉しみ。役者を掘り下げてみたらかなり面白そう
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隣の席から人の会話を盗み聞いているような。
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「ストレンジャーザンパラダイス」に続いて二作目のジャームッシュ。タイトルにも拘らず、これほどコーヒーがまずそうに描かれている映画も見たことがないが、2人(もしくは3人)の会話のナンセンスさと時に気まずい雰囲気は、まるで落語を映像化したよう。現実ばなれした場面/人物設定に多少のリアルさを与えるコーヒーとシガレットは扇子で表現される蕎麦であり、二人の会話はジャームッシュという噺家から声音を変えて繰り出される一人二役の饒舌な会話そのものである。