NATIONAL GEOGRAPHIC (ナショナル ジオグラフィック) 日本版 2005年 09月号

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  • 表紙

    ケニア・アンボセリ国立公園に広がる緑の湿地を行くゾウの群れ。生息数の増加により、ゾウと農民たちのトラブルが増えている。

    写真=ジョージ・スタインメッツ

    生態系を空から調査
    P44

     アフリカ大陸を低空飛行で調査し、その多様な生態系をつぶさに記録する――自然保護活動家のJ・マイケル・フェイは、半年がかりの難事業に挑んだ。調査で得た9万2000枚の航空写真と膨大なデータが、この大陸の自然を守る長期計画に役立つだろうか。
    文=デビッド・クアメン 写真=ジョージ・スタインメッツ

    ■特製地図「アフリカ大陸」
     10億人近い人々が暮らすアフリカ。南北8000キロに及ぶこの大陸の地形や植生の多様性と、人間の活動による影響を示す。

    ナイロビ 急成長する大都会
    P78

     ケニアの首都ナイロビは、独立後40年余りで人口が約8倍に急増。高学歴の男女が増えて中流層が拡大する半面、アフリカ最大級のスラムに暮らす人々も多い。希望と落胆、伝統と西洋文化の交錯する都会に生きる人々の姿を、ナイロビ出身の作家が描く。
    文=ビニャバンガ・ワイナイナ 写真=デビッド・アラン・ハーベイ

    戦火に揺れるピグミーの森
    P92

     アフリカ大陸中央部、コンゴ民主共和国(旧ザイール)に広がるイトゥリの森は、狩猟採取民ムブティ・ピグミーのふるさとだ。ムブティの人々の昔ながらの暮らしにも、300万人の命を奪った内戦が影を落とし、森の資源を狙う人々や開発の波が迫りつつある。
    文=ポール・サロぺック 写真=ランディ・オルソン

    石油 開発の恵みは誰の手に
    P112

     世界の原油埋蔵量の8%が眠るアフリカ大陸。なかでも沖合の深海油田が次々に発見されている西アフリカでは、今後10年間で石油生産が倍増する見込みだ。だが、アフリカで石油開発が地元にもたらすのは、汚職や貧困、内戦ばかり。新たに産油国の仲間入りをするチャドの石油産業は、こうした教訓を生かせるだろうか。
    文=ニック・コッチ 写真=パスカル・メートル、エド・カシ

    エイズと向き合う 農村の患者に最新治療
    P128

     サハラ以南のアフリカでは、エイズウイルス感染者がすでに2600万人を超えている。エイズがすでに日常生活の一部となっている南アフリカの小さな農村で、欧米流のエイズ治療が始まった。成功すれば、他の国々にも大きな希望をもたらす取り組みだ。エイズと向き合う住民3人の物語を伝える。
    文・写真=ギデオン・メンデル

    野生動物 人類との共生に向けて
    P136

     野生動物の宝庫アフリカでは、ライオン、ゾウ、シマウマ、キリン、ゴリラなど多彩な大型哺乳類が、他の大陸を襲った大量絶滅の運命をのがれて今も生きている。そこにあるのは、人類が地上に君臨する以前の原風景だ。だが、彼らの未来は、内戦や密漁、生息地や資源をめぐる人間との摩擦、気候変動などに脅かされている。
    文=デビッド・クアメン

    コラムI

    地球の素顔
    P10
    ■ゾウの通り道

    地球新発見
    P14
    ■アフリカの姿

    日本新発見
    P24
    ■外来種の利用と規制

    列島探訪
    P28
    ■伊勢神宮・神嘗祭

    読者フォーラム
    P33
    ■アフリカに稲穂の波

    色を旅する
    P41
    ■踊って迎える新年

    日本の百年
    P43
    ■日光の並び地蔵


    コラムII

    取材現場から
    P160
    ■復活したストロボ

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