farmertanakaさんの感想
2018年3月16日
文学黎明期の作品は、男女作家にかかわらず、階級社会・格差・貧困が根底にあり、舞台は遊郭、そして心中というパターンも多い。 僅か24歳の若さで死去した一葉は、吉原近くで雑貨店を営んでいたというが、その若き感性で、封建社会に縛られた女性の理不尽さと悲哀を、そういう設定で訴えたかったということだろうか。