さよならみどりちゃん [DVD]

監督 : 古厩智之 
出演 : 星野真里  西島秀俊  松尾敏伸  岩佐真悠子  佐藤二朗  おかやまはじめ  綾貴士 
  • ハピネット・ピクチャーズ
3.37
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本棚登録 : 666
感想 : 156
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4907953014985

感想・レビュー・書評

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  • 本命の彼女がいるユタカと付き合っているゆうこ。何事にもいい加減で、軽薄なユタカに振り回されて続けるが。

    星野真里さん、初主演で何とも体当たりな演技ですね。西島さんの軽薄さは堂に入ってるなぁと。誰もが人情とは別の世界の人たちでした。

  • 解りやすくダメ男だけど、これをリアルと言われると……リアルですね。あるあると言いたくないけど確かにある。
    わたしの思う平成3大沼男は、『愛がなんだ』のマモちゃん、『南瓜とマヨネーズ』のハギオ、そしてこの『さよならみどりちゃん』のユタカ。
    ストーリーでは南Q太と魚喃キリコの区別は付いてない。。

    星野真里さん可愛い。可愛いのでスナックの服もグレーのタンクトップにタイトスカートで大丈夫。喋るの好きじゃないと言っててあんなんなの可愛い。ユウコのお部屋も好き。
    岩佐真悠子さんも可愛い。マキちゃんとユウコがベランダでハンバーグ食べてるシーン好きだった。「先輩となら男張り合ってもいいかも!」はこわいです。
    あ!佐々木すみ江さんの優しいんだかそうでないんだかなスナックのママも好きでした。

    ユタカはホラーです。でも解りやすくクズなので、近付かないでおこう……と心を強く持ったらもしかしたら引っかからずに済むかもしれない。
    西島秀俊さんの声がナチュラルに大きいの、自分の事だけで周囲の気持ちはどうでもいいユタカの無頓着さが出ててよかったです。でも若い頃の他の映画でも西島さんの声大きかった。あと真顔が怖い。


    みどりちゃんの話は誰もがちょくちょくしてるのに、遠くでタクシー乗ってる一瞬だけで最後までみどりちゃんがしっかりとは出てこないの、『レベッカ』っぽかったです。


    ユタカの元カノ・リカちゃんを冷たい目でマキちゃんが見てたシーン。
    これ、女子は(これが元カノ?)って思うことあります。そして(もしかしてみどりもこれ系?)と。
    ハッ!ユタカ、リカちゃんのことは「オヤジの後は汚なそうじゃん」とか言っといてみどりちゃんピンサロ嬢!
    これに気付くとスン…(・_・)て冷静になれそう。みどりちゃんにはそれだけ本気なんだなって。


    傷付いて傷付いて強くなる。
    観ていて楽しくはないけど嫌いになれない作品でした。
    こういう男に引っかかってた人なら刺さります。わたしは元からこういう人だったら警戒するな。

  • 全体から漂う雰囲気がこの頃の邦画らしい雰囲気。良い意味でダラけてるというか。
    主人公ちゃんに感情移入しちゃって疲れた。
    でも人生一回きりだからこそ、いろんな経験していろんな感情味わったもん勝ちかなー、と自分を慰めた。

  • 製作者の意図がわからないというか、何を伝えたかったんだ…?

    そういう事じゃなくて雰囲気を楽しむ映画なのか…?

    ゆうこが裸で置き去りにされた所、少し切なかったけど、カラオケで楽しそうで良かった。

    終わり方はけっこう好き。

  • 14番目の月とは、満月のひとつ前の月(=頂点の少し前)という意味らしい。

    ユタカのダメっぷりとユウコの惹かれっぷりに終始する映画だけど、所々にメリハリが効いていて、沈黙で中だるみすることはあっても、見ていて退屈になることはなかった。

    ラストでは、ユウコと同じく何か憂さ晴らした感情にさせてくれる。

    これでもかって沈んだ後に、思いっきりジャンプする。
    そういうイメージが浮かぶ。

    当たって砕けろとまでは言わないが、少しぶつかってみる勇気があって初めて前に進むことができるときもある。
    ユウコにとってのユタカへの言葉がそれ。

  • 好きになっちゃいけなくても、なっちゃったもんはどうしようもないよな、という話。
    観ていて、自分が女であることがよくわかった。

    裸のユウコと服を着たユタカの対比がどうしようもなくて切なかった。
    図らずも、チャラい男にもチャラい男なりの切なさがあることが理解できた。
    西島さんの演技の恐ろしいこと。演技に中身があるよなあ。

    せつなさが喉が詰まるまでこみ上げてくる。
    話はリアルでとってもいいけど、なんだか沈黙が薄っぺらくて映画としてもったいなさ抜群。
    きっと原作はものすごくいいに違いない。

  • 「溶けて無くなった…。」 
良い表現ですね。 
ユタカの気まぐれな愛情とSEXに縋る平凡なOL。 

主人公は清純な魅力が活かされた星野真理ちゃん演じるユウコ。男関係が派手そうには見えないユウコだが、案外容易く男に抱かれる不安定ぶりも必見!? 
ユタカの絶妙な押しに甘んじて、カラオケ・スナックでホステスのバイトをする事に。ユタカの本カノ「みどりちゃん」の存在を気にしながらユタカとの関係を続けるんですが、作中でユタカの魅力はユウコへ引力を発してるかの様に自然で強く作用している。磁石の摂理だね。 

自然といえば、星野さんの演技がまさにソレでびっくりしました。 
もっと色んな役をやって欲しいです。 

ユタカはフラフラ異性に寄って集りますが、西島さんの地の魅力が滲み出てた感じで、別の男優さんがユタカを演じてたら嫌いになっていたかもしれません。 
悔しいけれど西島さん自身が役の軽薄男に勝ってしまわれてますね。 

ユタカ×ユウコが夢の中でお互い兄妹だったって内容がシンクロするシーンがあります。決して肉体関係だけで二人が繋がれてるワケじゃない感じがして好きですね。 

ユタカとユウコみたいな曖昧な関係が決して異質なものでなく、日常の有り触れた中に存在するものとして描かれてるのも良かったです。 

最期の「14番目の月」がラストで活き活きと聞こえてくるでしょう。この作品の主題を歌ってるも同然ですから(笑)吹っ切れましょうっ!

  • 昔ビデオでこれを見た時はただ、星野真理が脱いでるよ!って感想だったけど、今回は違った。
    好きになっちゃいけないタイプを好きになっちゃって、もどかしくてもどかしくて、ゆうこの気持ちが痛い程分かった。
    愛の告白をしたら終わりが見えるってフレーズは切なかった。
    確かにそうだ。
    こんなチャラい奴ほんとにいるのかよ?
    惚れるのかよ?
    と、思っちゃうけど、実際存在して、惚れてしまうから不思議。
    星は5つあげたかったけど、カメラワークが悪く、所々にスタッフが写ってたから4つ星で。

  • 友達と夜な夜な鑑賞。
    女の子は好きな映画かなぁ、と思う。
    個人的に、冒頭と中盤に出てくる星野真里のナレーション?が好きだった。わたしの中に潜む乙女心が共感した。(笑)
    あとユタカがホースで遊んでるとこと、ゆうこちゃんをだっこするとこ。あれはきゅんだろう。確信犯め!(笑)
    今あの映画のことを思い出していて、頭では分かってても、どうにもならない気持ちっていうのがあって、わたしはそれとちゃんと向き合わないといけないな、と思った。そういうラストシーンだったな。
    にしても、西島さんがかっこよすぎる。駄目男なのによう。

  • 西島さんはこんな男の役も似合うのだなあと思った。今まで特に好きではなかった星野真理が、なんだかかわいく見えた。色んな恋愛のびみょうな彼是を描いていて、良い感じ。

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