Scab Dates: Live Album

アーティスト : Mars Volta 
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  • Amazon.co.jp ・音楽
  • / ISBN・EAN: 0767715051122

感想・レビュー・書評

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  • セカンド・アルバム『フランシス・ザ・ミュート』で強烈なインパクトを与えたマーズ・ヴォルタの初ライヴ・アルバムが登場!2003年から2005年の期間、デビュ・アルバム『ディラウズド・イン・ザ・コーマトリアム』、セカンド・アルバム『フランシス・ザ・ミュート』リリース時、それぞれのタイミングで行われたツアーから厳選されたトラックをCD収録時間いっぱい近く約74分を収録!フジロック05でも観客を圧倒した演奏力と無限の広がりを見せる即効性をぜひ!

  • ★今年初頭からマイブーム中のマーズ・ヴォルタ。ヘヴィーな中にちょっと懐かしい手触りもあって、なかなか。個人的には『Frances the Mute』の方が好きではあるけど。

  • 若手ロックバンドの中で、今最も注目に値するTHE MARS VOLTAの3作目。<br><br>本作は、'04年5月から翌年5月までの一年間のライヴ音源と、ツアー中に蓄積したマテリアルを、ある種の醒めた感覚でコラージュ/再構築した変則的な作品。ライヴ音源 (録音が悪い) は1stアルバムからの選曲が主だが、2ndアルバムからも素材レベルで楽曲が取り入れられており、その最深部に据えられた"Cicatriz"の、後半の酩酊感は秀逸。だが、陶酔を許さない距離感が作品全体を覆っており、所謂「ライヴアルバム」とは趣が異なる。<br><br>
    演奏内容は、正直期待した程ではなかった。このバンドの肝は、間違いなくリズム隊の2人だろう。彼らが生み出す躍動的で力強いグルーヴの上で、ギターと鍵盤が奔放に暴れている。ギターは常に自己陶酔的に弦を掻きむしり、エフェクティブでノイジーなプレイでバンド全体を激しくドライヴする。鍵盤もギターとほぼ同じアプローチだが、こちらは多少伴奏をする気があるらしい。全体的に技量は申し分ないが、演奏が一本調子でメリハリがない。ボーカルの表現力不足 (アルバムでは良いのだが) も含め、今後の課題と言える。<br><br>
    ただのスタイルに成り下がった現代ロックにおいて、彼らは純粋に音楽を聴かせてくれる数少ないバンドのひとつだ。彼らの音楽の強さは、徹底した自己本位と、自らのルーツ音楽 (ギター奏者がキューバを祖国と呼んでいる事を忘れてはならない) にきちんと根差していることだろう。ジャンルは何だの、ギターは誰に似ているだの、そんなうわべの事は二の次である。

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