ジャマイカ楽園の真実 LIFE&DEBT [DVD]

監督 : ステファニー・ブラック 
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4932487022762

感想・レビュー・書評

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  • 資本主義社会で、利益を得て、発展した日本は、その利益をしっかりと途上国に返すべきだ。まず、僕らに出来ることは、その服や食べ物がどのようにして作られてるか、川上の生産者はどのような生活をしているかを知り、そして、非人道的に働かせて出来た商品を買わない事である。

  • よかった。
    日本で、国の借金がヤバイだとか、TPPがなんだのだとか、わけのわからないことが起きていたので勉強を兼ねて。
    少し経済に興味を持ち始めた人にはとても興味深いものではないかと思う。
    IMFについても、単純に財政を助けてくれるいい所、なんて思っていた自分に新たな知識が増えてよかった。

  • イメージ的には南国でレゲエレゲエおちゃらけた楽しい国だと思われがちなジャマイカという国だがこの国の抱えてる問題は深い。大国の経済介入
    等植民地時代の名残をいまだ残してると思う。かの有名な黒人活動家マーカスガーベイもジャマイカの人物だ。ボブマーリー等の音楽が身にしみる内容だ。レゲエ映画と言えばthe harder they come やrokersは必見!

  • ステファニーブラック監督作品。気軽な感じで、ジャマイカの情報を得ようと思っていたが、経済知識がないと内容についていけない。グローバリズムが進む世界で、IMFや世銀やアメリカに良いように使われるジャマイカ。ジャマイカの一部に関税がかからない地域を作り、アメリカ企業が不当労働条件のもとで安い製品を作り上げる。
    世界平和、平等社会は本当に可能なのか、口先でいくらでもごまかせるのではないか、そんなことを考えさせられる作品だった。

  • ジャマイカの問題を知ることが出来たのは良いのだが、問題解決の提案が何もなかったのが不満。アイディア程度の稚拙なものでも自分の考えや主張というものはなかったのか。映画まで撮っておきながら。。。

  • キーワード

    構造調整計画、IMF、世界銀行、タックスヘブン、関税、自助努力、国際機関による支援

    分野
    ・経済政策
    ・国際ミクロ経済学
    ・国際関係学
    ・人類学、観光者
    ・先進国vs途上国

  • IMF(国際通貨基金)というものの存在すら知らなかった。金のないジャマイカに融資して、そのかわりに貿易において輸入の規制を緩和するという条件を認可させる。結果アメリカから大量に安価な食料品が輸入され、国内産業が弱体化してしまう。自由市場の自由とはアメリカが有利になるルールに従うことと同一である。恐ろしいのはそれが豊かさに繋がるとアメリカ企業が本気で考えていること。

  • 先進国主導の経済政策を考えさせられます。
    個人ブログに書いています。
    http://gceiga.blog11.fc2.com/blog-entry-2.html

  • とても秀逸なドキュメンタリー。先進国の身勝手さに心底ぞっとしました。>へ<

    ☆詳しいレビューは<a href="http://ihuru.blog46.fc2.com/blog-entry-209.html" target="_blank" title="コチラ">コチラ</a>

  • レゲエ、ラスタの文化、美しい海。
    暖かい楽園のジャマイカにひとときの休息をもとめ観光にくる外国人は後を立たない。。
    しかし実際はアメリカを始め、周辺の先進国が食い物にされ貧困にあえぐ国民がそこに居る。
    レゲエの音楽に癒され、ジャマイカに憧れ、自由で陽気な国を想像していた自分がどれだけ恥ずかしかったことか・・。
    レゲエの音楽に乗せられた深いリリックの意味をもう一回聞かなければならない。
    先進国に見捨てられそうになっている、国民達の矛盾と不満に満ちた訴えを。
    これを観てほんとうによかった。

  • 『カリブの楽園』は表の顔。裏の顔は・・・IMFや世界銀行などに多額の借金を抱えた現状があります。楽園の裏に隠された貧困という真実。<br>レゲエ好きな私は本当に見てよかったと思った作品です。

  • 映画館で見ましたが、シビアなロードムービーです。
    現状を知ることの出来る・・・

  • 【カリブ海の楽園】と謳われ、人気の観光地であるジャマイカの実状を描いたドキュメント作品です。映画予告を見た時から、絶対に観てやると思っていたところ、偶然にも友人がTUTAYAで見付けてくれました。<br>
     っていうかサ、「いえーい。やっぱりレゲエ最高だぜぇ〜。南国いえーい。ガンジャ吸ってイエーイ!この世は天国じゃ〜ん!」だとか言ってるジャパレゲエ野朗ドモに、この映画を突きつけてやりたい気分ですね。私達は何も知らずに楽しくて面白い部分ばかりを「不当に」と言われてもオカシクない方法で搾取する癖がついているんだなあ、と思い知らされます。私達は知らない事が多すぎる。物質至上主義の名の下に考える事をしなさ過ぎる。<br>
     我々の住む日本は(特に敗戦後)誇りをすて文化を捨て資本主義に魂を売る事で生き残ったアメリカの植民地である、と私は持論しています。利益のみを求め、そのままじゃ食えもしない「札束」を生み出す為に畑を潰し、工場を造り、その製品を輸出する。自給の出来なくなった我々は海外から食料を輸入する。まんまとアメリカの利益を生む産業マシーンに仕立て上げられ、既に自国での自給自足など有り得ない状況です。そして「豊かさ」を手に入れた。我々は「豊か」になった日本で生まれ育った。資本主義に洗脳されきった日本で。<br>
     この映画で映し出されるジャマイカの苦しみや悲しみは、他人事ではありません。沖縄然り、ジャマイカ然り、世の中の旧植民地や発展途上国と言われる地に住む人々の現状は、いつだってこの映画のように大国の言いなりに虐げられている事を忘れないようにしたい、と思いました。思うだけで何も出来ない無力な自分に腹が立つ。ジャー・ラスタファリ。

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