SHINOBI [DVD]

監督 : 下山天 

出演 : 仲間由紀恵  オダギリジョー  黒谷友香  椎名桔平  沢尻エリカ  りりィ 

制作 : 迫本淳一 

• 松竹

感想・レビュー・書評

[yamaitsuさんの感想 · 2021年9月8日]

2005年　日本　101分
監督：下山天
原作：山田風太郎『甲賀忍法帖』
出演：仲間由紀恵／オダギリジョー／沢尻エリカ／坂口拓

1614年、すでに戦国時代は終わり、徳川家康が世を平定している。甲賀忍者の隠れ里・卍谷、伊賀忍者の隠れ里・鍔隠れの二つの里は、それぞれの一族で最強ゆえ恐れられ、互いに戦ってはならないという協定を結ばされていたが、家康は平和な治世に彼らは不要と判断、互いに争わせ殲滅する計画を立てる。しかし甲賀の首領の孫・弦之介（オダギリジョー）と、伊賀の首領の孫・朧（仲間由紀恵）は密かに愛しあっており…。

昔テレビで見た懐かしのトンチキ映画を久しぶりに見てみる。なんと一応原作は山田風太郎の『甲賀忍法帖』！原作未読だけど、読んでたら激怒しそうな仕上がりながら、まあある意味原作もきっとそれなりにトンチキな部分もありそうなので（忍術じゃなくて幻術みたいなのとか）これはこれで、トンチキ映画として楽しむのも一興。

若きオダジョと仲間由紀恵は美男美女で目の保養にはなるけれど、恋愛ものとしては二人が惹かれあうようになったきっかけやエピソードが皆無なので感情移入できず。目が合ったら即一目惚れって、完全にどっちも顔だけやないか（笑）映画的には二人のロミジュリ的悲恋をクローズアップすることで女性客をあてこんだのだろうけど、そういう意味ではあんまり成功してるとは思えない。

さて家康と手下の柳生十兵衛、三代目服部半蔵（松重豊）らは、甲賀と伊賀双方の隠れ里から、5人の精鋭を選抜して戦わせ、勝ったほうを徴用すること、さらに家康の二人の息子のどちらを後継ぎにするかを、この戦いで決めるとそれぞれの首領に告げる。

甲賀側は、弦之介をリーダーに、毒娘の陽炎（黒谷友香）、他人の顔を写し取れる如月左衛門（木下ほうか）、なんかよくわかんないけどナンバー2っぽい室賀豹馬（升毅）、そして唯一正統派忍者っぽい筑摩小四郎（虎牙光揮）の5人。伊賀側は、朧をリーダーに、朧に懐いている少女忍者・蛍火（沢尻エリカ）、不死身と噂され300年生きたという薬師寺天膳（椎名桔平）、めっちゃ長袖で糸とか繰り出す夜叉丸（坂口拓）、なんか凶悪そうな蓑念鬼の5人。

なぜ戦わなくてはならないのか納得のいかない弦之介は、駿府の徳川家康に直訴しようと他の4人を連れて旅立つが、伊賀の5人は彼らを追って来て、道中各所でバトルとなる。なんというか、チーム戦ゆえ、少年マンガのような展開。いやむしろ現在の少年マンガが、この原作の影響を受けているということでしょうね。「るろ剣」とか「ナルト」とか、こんな感じだったもんなー。

この忍者バトル、アクションとして見応えあったのは、最初の筑摩小四郎と夜叉丸の戦いのみ。こちらは中の人がそれぞれちゃんとしたアクションのできる俳優さんということもあり、まあ夜叉丸の技はちょっとイロモノ系だったけど、ちゃんと体を使ったアクションで迫力ありました。他の人たちは、不意打ちだったり幻術みたいなのだったりして、忍者アクションとしてはイマイチ。最強集団のわりに簡単にやられすぎなキャラもいるし。でも毒娘の陽炎ちゃんは可愛かった。不死身の椎名桔平は虫を体内に飼ってる系だったのかな？

さてもちろん最後に残るのはロミジュリな二人なわけですが、肝心の、主人公のこの二人の能力が、映画だとあんまり伝わって来ない。仲間由紀恵のほうは、なんか相手の目を見るだけで殺せるみたいな感じ？節子それ忍術ちがう、超能力や。オダジョのほうの能力も、相手の攻撃をそのままブーメラン化しちゃう系なのか、それともスピード早すぎて敵がスローモーションに見える系なのか、なんかよくわかんなかった。そしてそんな二人の対決は、まさかの、たったーたーと走ってきた仲間由紀恵に、オダジョが黙って刺されて愛を証明する系で、おいおい、せめて死力を尽くして戦ってくれよーと（苦笑）

そうやって精鋭たちが戦っている間に、家康は忍者の隠れ里に軍勢を送り込み（※椎名桔平が裏切って里の場所教えてた）大砲でドカンドカン攻撃。そして生き残った仲間由紀恵は家康に面会、里への攻撃をやめてくれと直訴し、自分で自分に目つぶし、その能力を封じる。

仲間由紀恵が川の水を片手で救って飲む場面が2回あるのだけど、そんな汲み方で飲めるかい！とか、忍者なのに里の女性たちはピンクやラベンダーカラーのお揃いの服を着ていて全然世を忍んでなかったり、その他ツッコミどころは山ほどあるし、エンドロールで浜崎あゆみが流れるにいたってはもはや爆笑するしかなかったんだけど、そのトンチキさも含めてなんかちょっと愛おしい映画ではあるので、嫌いじゃなかったです（笑）

[ピーチさんの感想 · 2022年11月21日]

2022.11.19 再見 ほとんどストーリーを覚えていなかった。前半よし、後半10分ほど冗長

原作 山田風太郎 甲賀忍法帖

沢尻エリカが出演している

2005年に『SHINOBI-HEART UNDER BLADE-』（シノビ-ハート・アンダー・ブレイド-、仮称：忍-SHINOBI-）として映画化。人物設定の変更、原作と異なる展開と結末、忍法争い勃発に映画オリジナルの動機を追加など、大胆なアレンジが施されている。

[たまんさんの感想 · 2022年7月26日]

これも一つの解釈で

[三田主水さんの感想 · 2020年7月2日]

http://denki.txt-nifty.com/mitamond/2005/09/shinobi_21ab.html

[kijimasashiさんの感想 · 2020年1月10日]

今日見ました。

公開前、すごい楽しみだった映画。
ジャパンプレミアを甲賀・伊賀に分かれて見る企画とか、甲賀・伊賀の里見学ツアーなんかもあったりして結構宣伝頑張ってんな、いい映画なんだろなって思ってた。

でも、見てみた感想は「・・・」。
正直微妙だったなー。普通の戦隊モノと大して変わんなかったかも。

いきなり朧と弦之介が付き合うことになってて、なんで？って思ったし、争うのを止めたいが運命に流されてしまうっていうとこで伝えたいことがなんなのか伝わってこない。

運命には逆らえないってこと？
昔はこういう忍って奴らがいたんだよってこと？
こんな術が俺らも使えたらいーよね、とか？
自由に恋愛ができる今は最高だ、とか？
すごい奴らもそれなりに苦労してんだよ、とか？

映画の監督は、映画を作るのが仕事だけど、その中に自分の撮りたいものだったり、伝えたいことが詰まってて、事前の勉強なしに観に来た人にストレートに伝わる、そんな自分にしか作れない映画を作るべきだと思う。
じゃなきゃ、自己満じゃん。

確かにオダギリジョーはこーいうしゃべらない感じの役の方がいい気はするし、仲間由紀恵の髪はほんとにキレーだった。

でも、この映画の伝えたいことはそんなことじゃなかったと思う。
誰でも、守るべき人たちがいて、その人たちを守る為に自分の立場でできることをしなくちゃいけない。その中で禁断の恋に手を出した自分は、思い通りにいかない運命の中で流されながらも懸命に生き、命をかけて仲間を、彼女を守る。
これは俺の予想だけど、2時間とかの枠におさめるためにこの監督が削った部分が、本当は重要な箇所だったんじゃないかな。だとしたら、そこは一言で言えば才能。

俺が撮っても大したもんにはならないと思うけど、違う監督にこの映画をもっかい撮ってみてほしいと思いました。

[mysterymanboさんの感想 · 2018年8月23日]

見て損はない

[サトさんの感想 · 2018年8月7日]

Amazonプライム･ビデオにて。
バジリスクを読んだらコッチも見たくなったので鑑賞。
久々に見たけど好きだわー。
原作ともマンガとも全然変わっちゃってるんだけど、それはそれでいいんだよねえ。
筑摩小四郎がなぜか甲賀側になっちゃってるし、特殊能力もなくなっちゃってるんだけどそれがまたいいんだよねえ。
努力で才能をねじふせた感じがもうホントカッコよい。
いやホントいい映画だわ。
あと沢尻エリカがまだ清純派だった(笑)

[才谷さんの感想 · 2017年3月15日]

かなり残念。甲賀忍法帖もバジリスクも読んだが、端折り過ぎていて原作が大切にされていないと感じた。設定を頂戴して技術を見せ付けたいだけの作品という印象。

[Mamiさんの感想 · 2014年9月7日]

2005年9月 日本 101分

話は軽め。とにかく画が綺麗で、グロもなく終始プロモーション映像を観ているようやった。
伊賀側も甲賀側もそれぞれのキャラクターがたっていて技も面白そうやから、ひとつひとつの闘いや想いをもう少し深く掘り下げて欲しかったかな。
朧や蛍火の衣装がとっても素敵で可愛かった。

[kom65tyyさんの感想 · 2014年6月23日]

日本版Mr&Mrsスミス。
ジャケットもとても良くて期待したのに、
たぶん二人が好きあってるって感じが伝わってこなくてのこの評価。あとアクションの比率が高い

主題歌はあゆのHEAVEN

[heacoさんの感想 · 2014年3月22日]

中国映画を観てる感じ。
『英雄』な雰囲気。
この手の映画は大好きです。

松重さんが出てるの知らなかったw
オダギリジョーかっこいい。
黒谷さんはやっぱり綺麗。

[gangyaさんの感想 · 2013年9月17日]

特になし！

[namkoさんの感想 · 2012年8月16日]

主演二人が良かったのに、ストーリーが…うーん。勿体無い。

[しょーこ。さんの感想 · 2012年7月22日]

見終わって一息ついてから不意に涙が出る映画です。
虚しいだけだけど、多分愛情とか衣装とか風景に美しさを感じるのでしょう。

[Fさんの感想 · 2012年3月3日]

仲間さんとオダギリジョーがとってのステキだったので借りてみたのだけど･･･
普通でした。
というか、ＣＧ使いすぎてちょっと違和感があった。
出演者は結構名優なはずなのにイマイチ。
決して演技が下手なはずはないのにイマイチ。
展開があっけなすぎるからかなぁー？
それでもやっぱりきれいな画がたくさん観られます。
出演者が気になる人はぜひ。

[yoroimebaruさんの感想 · 2012年2月17日]

ひどい。
バジリスク→原作とながれてDVDを見たが、まーよくこんなものを作ったもんだという感じ。違和感バリバリのワイヤーアクション。コスプレごっこにしか見えないキャラクター。意味の分からない原作からの変更。
ひどい。
少なくとも、漫画や原作から入る人は絶対見ない方がよい。

[myjmnbrさんの感想 · 2011年12月11日]

地虫十兵衛を出さなかった時点で、この映画は「負け」なんだ。 (当時「地虫十兵衛を演じるなら○武しかいない」 というブラックなネタが2ちゃんねるで盛り上がってたなぁ)

予想通り薄味で、原作の面白さが全く伝わらない、 ただ虚しさだけがつのる映画だった。 (だいたい俳優陣が椎名桔平除けばみんなイマイチ)

[バルさんの感想 · 2011年7月11日]

出演者は美しい人たちばかり…というくらいしか印象に残っていないかもしれない。主役二人の絆がそれほど強いものに思えなかったのも残念。

[tabidokushoさんの感想 · 2011年6月25日]

台湾、台北などを舞台とした作品です。

[satsea77さんの感想 · 2011年6月14日]

見せるところはソコではなく、その前だろ
【内容】
伊賀と甲賀のニンジャアクション

【感想】
残念でならない。オダジョーと仲間由紀恵、黒谷友香、沢尻エリカ共演だが、ダメダメだ。

「オダジョーと仲間が決して恋に落ちてはいけない間柄なのに
恋に落ちる。しかし、運命は皮肉なもので両者は戦いに巻き込まれていく。」
よくある感じだけど、そそるよね。気になるよね。

でも、実際は、

「オダジョーと仲間は恋仲だけど、戦う」
になってしまっている。

恋に落ちてはいけない関係なのに、恋に落ちる落ちないのところが一番楽しいじゃん。
一番楽しい所がオープニングに文章で説明される。。。うーむ。

というわけで、内容は薄いニンジャアクションです。

[ichinoiさんの感想 · 2011年6月13日]

色々詰め込みすぎて、何が何やら。気が付いたら終わっていた。

[somitaさんの感想 · 2011年6月12日]

たぶんおもしろくないけど、ジョーだから。笑

[たまさんの感想 · 2011年5月16日]

なんで観たのかも忘れちゃったけど、中味ない映画苦手な割におもしろかったと思った記憶があります。いいよね、こういう大恋愛素敵！

[ぐり。さんの感想 · 2011年3月28日]

とりえず沢尻エリカ、カワイすぎる。
（これとか「阿修羅場の瞳」「クローズドノート」の頃がイイ！）

最後、めっちゃバシバシ殺陣シーンがあるのかと思いきや、
静かに終わったので拍子抜け。
主演２人(オダギリ、仲間)のドラマがメインだったのよね。

いちばんかっこよかったシーンは最初のザコ相手にやりあうシーン。

[koenjinikusyokuさんの感想 · 2011年3月22日]

原作の「バジリスク」が好きな人はお勧めできないけど、これだけで観るのであれば良作。原作は、戦いの中で相当キャラの個性が生きていて、もっとじっくり人間模様の果てに殺し合っていく感じがある。SHINOBIでは「破幻の瞳」が最強すぎて驚いたけど、それも含めて各々の忍術がそこまで描ききれていなかったところが残念。3時間ぐらいの尺にして、もっと作り込めば、残る作品になったと思う。

[AJ2さんの感想 · 2011年1月17日]

出来ないならば無理に映画を作らないで欲しい。
CGも全くりあるじゃないし。。。

[神楽 幹さんの感想 · 2010年11月27日]

今じゃ￥500コーナーを見れば必ず並んでいるのですが、出演者を見ても演技を見てもなかなか迫真の演技でいいんですけどね～寂しいな～

出演者は仲間由紀恵、オダギリジョー、黒谷友香、椎名桔平、沢尻エリカ。ねっ、なかなか揃ってますよね～

「SHINOBI」

漫画のバジリスクの映画版なのですが、漫画の世界観は完璧には出せてはいないのですが、いい作品だと思います。世界観といっても作者が永井豪さんなんでお色気なVシネマ路線になっちゃいますからね～ｗｗｗ

この頃の沢尻さんって本当にいいわ～昔は好みど真ん中かもｗｗｗ今はね～カムバック♪

[あにさんの感想 · 2010年11月23日]

オダギリジョーさんが好きでみた作品。どこか淡々として、なかなか感情移入できなかった。(ToT)

[ハッカさんの感想 · 2010年6月25日]

ハジリスクの実写版。甲賀忍法帖とは別物と考えています。ＣＧやワイヤーアクションがふんだんにありますが、映像が美しいです。光と夜を綺麗に表現しています。内容は忍同士の戦いで筆頭同士は恋仲という王道な話ですが、周りのキャラのエピソードも楽しいです。悲恋ものですが、こういう終わり方の方がしっくりくると思います。

[quietshahrazadさんの感想 · 2010年6月4日]

＊映画館→レンタル
＊原作、漫画未読


とにかく映像美だと思います。日本にこんな綺麗なところがあったなんて知りませんでした。
キャスティングは可もなく不可もなく。椎名さんは本当に怪しい役が似合いますね。原作は未読のまま行ったのですが、後で原作を読んだところ、原作よりも朧がしっかりしていた印象を受けました。
殺伐としたロミオとジュリエットを見ているようでした。映像にこだわりすぎたせいか、やや内容が薄かったように思います。


◎総評
物語★★★
配役★★★
演出★★
映像★★★★★
音楽★★★★