- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4988104034380
感想・レビュー・書評
-
ホラを吹いて大名になった先祖の話を読んで、俺もいっちょホラを吹いて出世してやろう!と思い立つ。そして主人公の名前は初等(はじめひとし)。面白い。
でもなんか本作の植木等は、自信満々であまり好感が持てないなぁ。有能というより、社長に上手く取り入って出世していくし、美人社員(浜美枝!)までものにする。いけ好かない。
飄々としてお気楽な「無責任時代」の平均(たいひとし)とは性格設定がちょっと違う印象。
BS松竹東急「よる8銀座シネマ」にて。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
第一印象は「軽い」。無邪気すぎだと思うくらいに明るい植木等さん。良い意味で能天気だ。コントをそのまま映画にしたような作品であり、コメディ面に重きを置いているせいか、やはり演技は正直酷い。しかし彼の笑顔や言動、そして調子のいいサクセスストーリーによって我々は自然と笑みを浮かべてしまい、そんなことを気にしなくなる。
観終わった後、「そういえば植木さん、最初は守衛だったよな」と思うと、また笑ってしまった。 -
益々電機 植木等 谷啓 ご先祖様 三段跳びの選手 ヘッドハンティングという言葉が流布していなかった時代 労働組合から除名される 社長はゴルフ好き 冷暖房ランプ ダム建設を落札 喫煙者の巣窟
-
半世紀も前なのか...。
2013年の目から見ると初等はウザいんだけど、公開当時でもそうだったんだろうな。
由利徹の演技がすげー。
-
すごいテンションと明るさ!個人的にはクレージー作品でひさびさのヒット!でもやっぱり無責任シリーズほどの魅力を感じないんだよなぁ・・・。ちょっと植木等のキャラクターに憧れを抱きつつも頑張り過ぎにも見えちゃった。はぁ~バッチリいきてぇな~!
-
はったりとむちゃくちゃをかまして、就職すらできなかった男が、自分を落とした会社に潜り込み、短期間で重役にまで登りつめる。
この映画の主人公は徹底してポジティブ。できないとか言わない、文句言われてもへっちゃら。まぁ、かなりえぐいこともしてるわけで、あまりほめられたわけではないのだが、この究極のポジティブ姿は一見の価値あり。
普通の一生懸命とはちょっと違うのだが、テーマとしては成功を信じてがんばることなのだと思う。
ある種当時の時代を象徴していた。だから植木等は一時代を築いたのだと思う。 -
昭和の高度経済成長を象徴する感じ。
元気になった。
カメラアングルが特異だなぁとおもった。 -
大ボラを吹きまくりながらも、強烈な実行力で周りを感心させ出世しまくるという高度経済成長真っ只中の青春痛快物語。 物語の根底に流れる「とにかく積極的な生きかた&精神」は、僕にはとても良い教訓として響きました。
ホラ吹き男、まさに「口にしたことは実現する!」を地で行っています。いや自らに言い聞かせて、自らの力でそれを実現させています。
『テレプシコーラ』で鳥山先生が「自分が失敗するところを想像すると本当に失敗するから、成功像だけを考えろ」というようなことをおっしゃっていたけれども、まさにそれですね。心の持ちようが人を変えます。
ちなみに、植木等は物語の最初のほうは「西北大学」の学生で、ロケはもちろん(?)早稲田大学で行われています。40年前の本キャン(本部キャンパス)を植木等が歌い、踊り、飛び跳ねるシーンは、リアルに涙ものでした。 撮影当時、植木等は37歳。かなり貫禄のある学生ですね(笑)。