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- / ISBN・EAN: 4527427634305
感想・レビュー・書評
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心が洗い流されるような、そんなすてきな映画でした。
冒頭部の導入は、すこしぼやっとしているというか、あまり印象的ではなくて残念でした。
それ以降は、それほど起伏の激しい展開はありませんでしたが、時折かけられる揺さぶりのようなシーンがよかったです。
技術的なことはよくわかりませんが、カメラワークというのでしょうか…もっと俳優さんの表情とか仕草に焦点を当ててくれたらいいのに、妙なところから背景も映しこめる撮り方をしていたのは意図的なのでしょうか、何だかもったいなかったです。
なんて、なんだかんだ言っておりますが、ストーリーは感動ものでした。よかったです。 -
20世紀初頭のロンドン。劇作家のジェームズ・バリ(ジョニー・デップ)は、公園でシルヴィア(ケイト・ウィンスレット)と4人の息子たちに出会う。三男のピーターは、父親の死後子供らしさを失っていたが、ジェームズはその姿に、自分が幼い頃に作り上げた想像の世界、ネバーランドを思い起こす。子供たちとの親交に刺激され、ジェームズは新しい劇に取り掛かるが、世間ではあらぬ噂が立ち、ジェームズの妻メアリーは孤独を感じていた。やがて新作「ピーター・パン」が誕生するのだが…。
永遠の少年、ピーター・パンを生み出したスコットランドの作家、ジェームズ・マシュー・バリと、「ピーター・パン」誕生の裏にあるドラマを描く感動作。世界的に知られるファンタジーが、実在の子供たちから着想された物語だったとは、想像するだけでワクワクするが、現実には多くの悲しみや痛みが存在し、4兄弟だけではなく周りの大人たちも、それを乗り越えて様々に成長していく。
信じることの大切さはもちろんだが、ネバーランドは、そこへ行くことではなく、そこから戻ることが重要なのだと改めて教えてくれる、まさに実話の「ピーター・パン」ストーリーといえるだろう。監督は、『チョコレート』のマーク・フォースター監督。バリを演じたジョニー・デップがイギリス英語、しかもスコットランド訛りを披露するほか、ダスティン・ホフマンも顔を出している。
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これはシナリオがとても素晴らしい。もちろん役者さんたちの演技も、美術も素晴らしいのだけど。
悲しみと対峙するための想像力というのは、どこかアートな性質を帯びている。それゆえに感動が深い。
ただ、奥さんがちょっとかわいそうではあった。 -
ピーターパンがお金のある大人向けの劇場で上演された戯曲であり、そのモデルが母ひとり男の子3人の家庭でした。
子どもたちは病気をかかえる母親との死別を予期しつつその悲しみを乗り越えていかなければいけない苦しい時期を迎えていました。それがバーランドへの冒険に例えられていました。 -
誰もが知っている「ピーター・パン」が執筆された背景を描く作品。
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父親を亡くした悲しみを乗り越える力をつけるために、大人になることを見つめ始めた少年の葛藤。
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ヒゲや妙な化粧もなくプレーンなジョニデが見られる。
爽やかさが新鮮。
私はジェームス・マシュー・バリーについて、全くと言って知らない。
この映画はピーター・パンの原作者をモチーフにした映画のようだ。
この手の原作者モチーフの映画って意外に多いなー。
既婚劇作家と子持ち未亡人との出会い。
暗くはないけど、内容はパッケージほど明るくはなかったな。
途中までジョニデと子供らのごっこ遊びと、倦怠期の夫婦生活描写の往復。非常に退屈で何度切ろうかと思ったか…。
しかし展開は予想できたけど、後半(というより終盤)から惹きつけられた。
子供たちが大人になっていく様子が切なく頼もしかった。 -
フレディハイモアがとてもいい。
チャリチョコの後に共演指名されたんだっけ。
ピーターパンのジェームズバリの話。
心があったまる。 -
夢見ることの美しさと厳しさ。