二十四の瞳 [DVD]

監督 : 木下惠介 
出演 : 高峰秀子  月丘夢路  田村高廣  笠智衆 
  • 松竹ホームビデオ
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988105048706

感想・レビュー・書評

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  • 名作!洗練された作品ではないかもしれないけど、貧しい部分もある小豆島の生活と戦中と戦後の過酷な生活が描かれていく中で静かな力強さを感じさせる。主人公を演じた高峰秀子から視点があまり外れない点も作品にシンプルな魅力を生んでいるようにも感じる。

  • 木下惠介の代表作。
    小豆島の小学校での教師と児童のライフヒストリー。

    木下監督はやはり優しい人だったのだろう。
    古い慣習や貧困、社会構造といったものに捕われてしまった人生の冷酷な面を、とても優しいタッチで表現している。それは、「寄り添う」という表現に近いのかもしれない。

    「だが
     幼い子供たちは
     前途に何が待ち
     構えているかをしらず
     彼等自身の喜びや
     彼等自身の悲しみの
     中でのびていった」

    人生は冷酷だ。だからこそ、彼等自身の世界をしっかりと、例え盲目であろうともしっかりと、捉える瞳のその強さに心打たれる。

    小豆島のとても綺麗な光景の中、ドリーでの長回しなんかされたらうっとりしてしまう。ちなみに、浦辺粂子の演技が最近好きになってきた。

  • 祖父の生きた時代。白黒、音声別の映画を観るのは初めて。戦争を背景とした教育現場の話。深い。

  • 小豆島、軽井沢などを舞台とした作品です。

  • 瀬戸内海で2番目に大きな小豆島。
    昨夏、観光フェリーで姫路から上陸した。
    その関連でこの映画を知り、ようやく観終えた。

    時代は戦前から戦後。舞台は小豆島。
    小学校の先生役のヒロインが12人の生徒と繰り広げるドラマに何度も泣かされた。

    特に印象に残ったのは、生徒の母が赤ん坊を産んだ直後に死に、追うようにその赤ん坊死に、それを別の生徒から聞かされたシーン。

    「これでいいんだ、これでいんだと言って酒を飲みながら泣いたそうな」

    母乳を飲ますことができず、貧乏なため代わりのミルクも用意できないから早く死んだほうが赤ん坊にとっても良かったのだと言いながらも酒を飲みながら泣くという矛盾した行動が泣かせる。

  • 戦争のなんて悲しいこと!と、思わず涙が出てしまいました。修学旅行先でのあのシーンから、ボロボロこぼれて止まらないのです。当然の思いを、当たり前のように口に出せないことって、どれほど辛いのでしょう。ラストの教室の場面が、唯一の救いと思います。きっと幸せになっているよねと祈りたいです。

  • 今年の夏にBS2でやってましたね。しかしDVDほっしいな〜。

    大石先生役の高峰秀子の演技がすごいです。子供たちの演技もかわいい。
    映画の中で子供たちは成長していくのですが、「全部同一人物?じゃあこの映画の制作年月どのぐらい??」と思っていたぐらい大きくなってもそっくりです。すごい!

    そして最後の方のシーンで「罪のない子供でした」と言ってむせび泣く大石先生に心を揺さぶられました。まったくだと思います。
    その後の歓迎会のシーンもすごく良いです。
    この映画を見てからはしばらく浜辺の歌が頭から離れませんでした。
    本当にいい映画です。

  • 浜辺の歌を聴くとこの作品を思い出します。

  •  ちょっと泣いちゃった。でもストーリーはやっぱり現代的な方が自分にぴったりきちゃうから、ちょっとさみしい。風景がきれいでした。
     これを見たときに、諸事情により(?)英語のサブタイトルついてたのですが、英語のサブタイトルめちゃくちゃだったーー!ちょっと笑っちゃったもん。人の名前間違えてるし、なんかずれてるし…そういうとこはきちっとしてほしいです。

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