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- / ISBN・EAN: 4988113819831
感想・レビュー・書評
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ウィノナ・ライダーかっこいい。タクシー運転手やのに、運転してるだけやのにかっこいい。若いのに自分の人生のプランをもってて、ブレない。かっこいい。
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地球という星では 今夜もどこかで
タクシードライバーと乗客が
一生に一度の出会いを過ごしている。
他人が狭い空間を共有する何だか気まずいひと時。
ドライバーはタバコや、取り留めの無い話で場を取り繕う。
そんな場面を淡々と、しかし じぃ~っと凝視する視線は
人間を見つめ続けた小津作品に通ずる。
ジャームッシュ監督は、人物にギリギリまで近付きながら
突き放して見詰めることが出来る。
近くのトラブルは悲劇であり、遠くのトラブルは喜劇と言うが、
間近に迫りながら情に溺れないこの作品はブラックユーモアに溢れている。
しかしブラックユーモアの天才ジャームッシュ監督は、
"所詮そんなとこよ、気に病むな、自分の人生自由に生きようぜ!"
というメッセージを発しているのではないだろうか…。
映画は、夕暮れが宵闇に包まれるL.A.から始まり、
夜のN.Y.へ、次いでパリ、ローマ、最後に再び陽が昇り、
冬の夜が陽光に溶け込んでゆくヘルシンキで終わる。
同時刻に起こる5都市でのタクシードライブを描くオムニバス。
19:07 ロサンゼルス
大物キャスティング・ディレクター ヴィクトリアは、
若き女性タクシードライバーに惹かれ、映画の出演交渉を持ちかける。
だが整備工になる人生設計を持つ彼女があっさり断るお話。
ウィノナ・ライダーが自分の道をまっすぐ生きるボーイッシュな女性ドライバーを好演。
22:07 ニューヨーク
さっきから乗車拒否され続ける黒人ヨーヨーの前に留まったタクシードライバーは
オートマの運転も判らない、東ドイツからの移民老人ヘルムート。
すぐに打ち解けた二人は、ヨーヨーの運転で目的地に到着した。
だがヘルムートは一人になった途端どんどん物騒な地区に迷い込んでいった。
初めて見る夜のブロンクスに老人はつぶやいた。「N.Y.か・・・」
04:07 パリ
知性と良識を誇るコートジボワール人のドライバーは盲目の女性を乗せた。
彼女は若くて美しく、鋭い感覚を持つ娼婦だった。彼は彼女に惹かれていった。
道中、盲目のことや余計なことを話し掛けるがことごとく正論で切り返されてしまう。
降ろす際も気をつけてと声を掛けるが「そっちこそ」と言い返されてしまう。
直後、彼は追突してしまい「目ぇ付いてんのか!」と怒声を浴びる。
ペティ・ブルーで主演したベアトリスが、若く勝気な盲目の女を好演。
04:07 ローマ
おしゃべりドライバー ジーノは、乗客の老神父を勝手に司祭と決め付け懺悔を始める。
粗野で下品なエロ懺悔に心臓病を誘発させた老神父は薬を取り出すが、
お粗末なジーノの運転で薬を落としてしまう。
相変わらずまくし立てるおしゃべりに口を挟めないまま車内で息をひきとってしまった。
ジーノは公園のベンチに神父を座らせ、瞳孔の開いた目にサングラスを掛けて走り去る。
05:07 ヘルシンキ
凍りついた街で無線連絡を受けたタクシー運転手ミカ。
待っていたのは酔っ払って動かない三人の労働者風の男。
その中の一人アキは酔い潰れて眠っているが、残る二人はミカに、
今日がアキにとってどれほど不幸な一日かを高らかに説明する。
しかし、ミカは全く動じない。
なぜならミカは今、アキとは比べ物にならないほどに不幸なのだ…。
(121104鑑賞) -
いつか深夜の放送で観た気がする。
地球という星の、ロサンゼルス、ニューヨーク、パリ、ローマ、ヘルシンキという5つの都市で、5人のタクシー・ドライバーが乗客を乗せた。それぞれの話。
ジャームッシュというネームバリューがなければここまで人に観られる作品でもない。
雰囲気を味わう感じかな。わざわざ観たほうがいいよと勧めるほどのものでは。 -
Los Angeles/New York/Paris/Rome/Helsinki
それぞれの街でおなじ時間に出会う夜のタクシードライバーたち
ロス、ニューヨーク、パリはとてもおもしろくて気に入ったが、ローマとヘルシンキの話が暗くて少し眠くなった
ストーリー:7
盛り上がり:6
満足感:6
映像:5
音楽:5.5
緻密さ:4.5
テンポ:5 -
期待値以下だが、ウィノナがかわいかったのと、ヘルシンキ大聖堂が見られたので良しとする。
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PT#37 2006.6
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流し見。
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これを最初にみたのはいつだろう。一番印象に残ったのは、ベアトリス・ダルの白目演技!あんなこと、演技で出来るのか?と思わせられるような、迫真の演技。この頃のウィのナが一番かわいい。
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ところ変わればタクシーも事情も様々。