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- / ISBN・EAN: 4947864910549
感想・レビュー・書評
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実話。映画として派手さはないが、強さがある。ゲシュタポの厳しすぎる言論統制下にあって、暴力ではなく言葉によってナチズムの蛮行に抗おうとした白バラ。本作の作品作りとしても、その平和的アプローチの中の強さみたいなものを感じ、ゾフィーらが貫いた正義へのリスペクトを感じる。
拘束されてから処刑されるまでのスピード感に驚いた。
裁判官は、思想が骨の髄までこびりついたようなどうしようもない感じであったが、尋問官を含めそれ以外の政府側の人間には、主義主張がもう少し人間的な部分に根ざしていて多少のゆらぎのようなものを感じたのは私だけだろうか。
とはいえその悪虐極まりない史上稀に見る蛮行には1ミリも許容できるものはないが。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2年前に録画してたのをいまさら鑑賞。
ナチス側の人間の心のかすかな機微も伝わってきて無駄にセリフで補完しない感じが◎。
地味だし興行的にはヒットしなさそうな作品ではあるが良作。 -
ナチ政権下の1942年。
反政府組織「白バラ」メンバーのゾフィー・ショル(ユリア・イェンチ)の最期の5日間。
真摯な姿勢と頑なな眼差し。
白バラを象徴するような
白い肌と潔白な信念が印象的でした。 -
授業にて。後半からの、3人の多くを語れない状況の中で目で訴えている部分が印象的。
執行前の家族との再会、3人の抱擁のシーンには涙が出てしまった。視聴者のやりきれない気持ちの中、機械的にゾフィーが執行室へ送られ、最期を迎える。
最後まで信念を通した姿は凄い。 -
久しぶりにいわゆる「ドイツ」っぽい映画を観た。
自由を求める意思の強さが力強かった。
映画そのものとはあまり関係ないけれど、戦時下でも形式的とはいえ裁判の制度を整えているドイツは、カッチリしてるなぁと。 -
ドイツのジャンヌ・ダルク
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第二次大戦下、大学で反ナチスのビラをまき、それだけで死刑になってしまった学生たちを描く。
この映画がいいと思うのは、決して一面だけでない部分を描いているからだと思う。 不当な逮捕に不当な尋問。でも一転、捜査官はコーヒーを振る舞い主人公に政治の議論をふっかけてくる。死刑が決まる法廷で気丈に振舞っても、ふと死を考えた時に叫び声をあげて泣いてしまう。
白バラの活動は本当にささいでさりげないものだ。東大紛争なんかと比べて何の血生臭さも政治色もない。それは彼らの活動が”政治”ではなく、彼らが言う”自由”や”良心”についてだからなのかと感じた。
彼らはびっくりするくらいすぐに死刑になってしまう。彼らの死は無駄なのか。。命の価値とは、というのもこの映画の重要なテーマだろう。最後のワンシーンにすごく救われる思いがする。
象徴的な言葉が多い名作。 -
こんな青春時代送ってた人もいたなんて。(-_-)
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第二次世界大戦下のドイツ。国家反逆罪により21歳で処刑されたゾフィー・ショルの最後の日々。