隠された記憶 [DVD]

監督 : ミヒャエル・ハネケ 
出演 : ダニエル・オートゥイユ  ジュリエット・ビノシュ  アニー・ジラルド  ベルナール・ル・コク  ダニエル・デュヴァル  モーリス・ベニシュー 
  • タキコーポレーション
3.50
  • (25)
  • (48)
  • (65)
  • (9)
  • (6)
本棚登録 : 270
感想 : 51
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4982509315228

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 英語の題名「HIDDEN」だけしか分からない状態で見始めたので、「きっと物陰に隠れているモンスターとかホラーとか人間を襲うんだろう」と思っていたら、なんか調子が違う。自分たちの生活を隠し撮りをしているストーカーがいて、それに悩まされるという話なのですが、最初の半分くらいはそれだけであとは特に何も起きない(映画館ではこの段階で帰った人も多かったらしい)。
    ところが途中で衝撃的な出来事が起きてからは話がどんどんずれていく。最初は被害者だったはずの主人公が、どうにも優柔不断だし、なんだかどんどんイヤなやつに見えてきて(いや、実際そうなのだが)、最初のうちの同情が消えていくのである。というわけで最後まで見終わって呆然としたのだが、そこで初めてググったらミヒャエル・ハネケの作品じゃん。な~るほど!!
    まあ、言い訳をしますとね、この映画って冒頭のタイトルクレジットがものすごく小さくて題名も監督名も読めないんですね。

  • 解説:

    「ファニーゲーム」「ピアニスト」の奇才ミヒャエル・ハネケ監督が、現代の社会問題をミステリー仕立ての巧みな語りでスリリングに描いた衝撃のサスペンス・ドラマ。

    カンヌ映画祭では監督賞を含む3部門を受賞。

    テレビ局の人気キャスター、ジョルジュは美しい妻アンと一人息子のピエロと幸せな日々を送っていた。

    そんなある日、彼のもとに送り主不明のビデオテープが届く。

    そこにはジョルジュの家を正面から隠し撮りした映像が映っていた。

    テープは何度も送られてきて、内容も回を追うごとにプライベートな領域へとエスカレートしていく…。

  • 誰が?何の目的で?理由不明、不可解な嫌がらせ。募る苛立ちと不安と恐怖が淡々とした映像から伝わってくる。ただ純粋にそれだけが伝わる。

  •  ハネケの作品を久しぶりに観た。今度は非常に分かりやすい。
     ある家族のもとに、突然ビデオテープと奇怪な絵が送られてきたり謎の電話がかかってくるようになる。そのビデオテープには、その家族の生活や生家が映されているものだった……。
     この二文だけでも観たくなるものなあ。
     「どうしてビデオテープにはこんな映像が映っているのか」
     「誰がビデオテープを送ったのか」

     後者のほうに視点を置いて話は進行する。しかし、そこは観ている側の問題ではないしこの映画で言いたいことではない。ただひたすらに何者かに見られている不安がこの映画の中にはある。
     日常生活のなかに、突然それがビデオテープという形をとって送られてきたにすぎない。そして、その不安によって中の人物がどのように行動したのか。それを、ハネケ自信が「撮る」ことで見て観客に訴えたのではないのだろうか。

  • 劇場にて鑑賞済み

  • この緊張感。音楽はないし、定点カメラの映像多いし、眠くなりそうな材料がそろっているのに、一瞬たりとも目を離せない。
    何が起こっていて、誰がやっているのか。監督はそんなことは関係ない、みたいなこと言ってるけど、気になる…。ググると色んな人の解釈が見れて面白い。

  • パリで暮らす三人家族のもとに届けられた一本のビデオテープから
    全ては始まる・・・。

    監督はミヒャエル・ハネケですから。
    ともかく目は離せないし
    離さないで見続けても一度じゃわからない奥深さ。
    ミヒャエル・ハネケですから・・・。

  • ミヒャエル・ハネケ監督。はじめの5分ぐらいは「金返せ!」と叫びたくなるぐらいの作品。しかし、それさえ我慢すれば、前半5分間の「意味」がよくわかり、その後も見続ける気になれるのが不思議。ジャンル的には、サスペンスではなくミステリーになる。

  • 最後までじっくり観ないとオチが分からない一作。
    シンプルイズベストという言葉がしっくりくる作品です…。静かに魅せると言いますか、無言で訴えかけてくるシーンが多くて目が離せません。目を離したら終わりです。
    オチがすごいです。

  • 製作年:2005年 製作国:フランス=オーストリア=ドイツ=イタリア 時間:119分
    原題:CACHE
    監督:ミヒャエル・ハネケ

    冒頭からぞくぞく。(4.0点)

全51件中 21 - 30件を表示
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×