ワールド・トレード・センター スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
- パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4988113821032
感想・レビュー・書評
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2001年9月11日。
世界を震撼させたアメリカ同時多発テロ事件。
世界貿易センタービルの警護に訪れたニューヨークの警察官たち。
そこにもう1台の飛行機が襲ってきた。
実話に基づく勇気と生存の戦いを描いた感動のドラマ。
二千数百人という命を失った中で、一人でも多くの命を救いたい。
だからこそ語り継ぐことができる。
9.11の映画と言えば『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』が有名ですが、どちらが上とか下とかではなく、どちらも違う感動がある。
テロがどうの、大統領がどうのという話はここで語ることではない。
窮地に陥った時の人間の素晴らしさ。美しさ。尊さ。
自分が同じ状況に遭遇した時に何ができるだろうか。
人間力を問われる作品に出合えた気がします。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
9.11、あの時、あの場所で、事態とは無関係に人を救う使命に立ち向かい、亡くなった人たちがいる。アメリカにとってあの惨事をエンターテイメントとして扱わず、あの時そこにあったもう一つの大事な物語を紡ぐ作品です。
ただ、救助に向かう際にビルの倒壊にあうので、場面のほとんどは瓦礫に埋まった状態のシーンになります。その中で、家族とのつながりや愛情の回想シーンが展開されます。救助もそこまで派手な演出はないですし、物語的な展開がないまま進んでいくのでちょっと退屈に感じました。(やはりそこは、ニコラス印のB級烙印なのかも) -
劇中では「アメリカが被害者」とは決して描かずに「人間が被害者」として見事に描いている。また旅客機激突のシーンなどは見せずに、アクションシーンも極力排することで、完全なるノンフィクションドラマを追求している。そのせいか、感動したものの、あと一つ何かが足りなかった。もう一歩何か特徴がほしかった。更に、ストーリー構成も単純・単調で、やや魅力が劣る。そこが非常に残念な点である。
何気ない一日が今日もまた始まる。朝の市場が動き出し、人込みもいつも同じ時間に大きくなり、今日もまた平穏な一日となるはずだった。しかし、結果としてたった一日で数千人もの人命が失われ、たった数十人しか助からなかった。悲しい。苦しい。だが、そこから「(犯人が)憎い」と思ってはいけない。歴史を振り返ると、ほとんどがその感情から生まれてくるのだから。そんなことを考えた、今日の一日。 -
9.11で崩れるWTCの下敷きになった港湾警察官の実話を描く。
映画になったのは事件から5年後。今見ると映画としてそれほど面白い部分はないか。あの事件を映像化したことに意味がある映画。
ラストの感動的な場面で救助の兵隊が「これからもっと兵士がいるぞ。報復の為に」というシーンが一番の見どころ。 -
「UNITED93」とはまた違った視点で描いた9・11。
このビルにいた人の分だけ、そこから派生してその人の家族の分だけストリーは無限にある。
何が起こったのは分からない絶望の中で、やはり思い返すのは愛する人たちのことなんだ。これは「UNITED93」と通じるところがあるかな。
瞬間瞬間が幸せであるように、明日が必ず来ると思わずに、日々を精一杯愛する人たちのために過ごしたい。 -
久々の視聴。やっぱりこの映画はよいです。崩壊したビルから救出するというパニック映画と、極限の状況下の人間とその家族のドラマ。そのバランスが実にいいのです。
2人を見つけたのが海兵隊を装った民間人(神父)だったという神話めいた話が印象深いです。2人を懸命に救出しようとする警察やレスキューたちの使命感や仲間意識も美しく描かれています。
ただ、こういう「ヒーロー礼賛」的な話は、オリバー・ストーンらしくはない。このときのアメリカは、あのオリバー・ストーンにすら「愛国映画」を作らせてしまう異常な状況だった、ということのなのかな。 -
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勇気そして生還――これは、真実の物語