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感想・レビュー・書評
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名和弓雄先生も亡くなって随分になる。
明治45年生まれの武道の宗家で、かつ、武具の蒐集家。
しかも、いわゆる古老の話も積極的に聞いているので、幕末のマジの話を生で聴いておられる人であった。
何冊か著書を読ませていただいたが、凡百の、それも在野の研究家、武道家の言葉とは違う、リアルな匂いがある。
例えば、ナンバについても、そんな言葉は一切使っておられないが、江戸期の日本人は腕を振らない、職業によって腕の構えもあったと。どこぞの創作古武道家とは違う重みがあった。
そんな先生も、時代劇が好きで、時代劇を楽しくするにはこうしたらいいよ、少なくともこれはちゃんとやんないと嘘っぽすぎるよ、と言ってるのがまたいいんだよ。
この何年かのどこぞの大河ドラマとか、キモノだけ着た現代青春劇やってる場合じゃねえだろうと思う次第。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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