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感想・レビュー・書評
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ややなんのこっちゃ感あり。
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「電灯のスイッチを切って扉を後ろ手に閉めるまでの長い時間、僕は後ろを振り向かなかった。一度も振り向かなかった」東京で友人と小さな翻訳事務所を経営する〈僕〉と、大学をやめ故郷の街で長い時間を過ごす〈鼠〉。二人は痛みを抱えながらも、それぞれの儀式で青春に別れを告げる。『風の歌を聴け』から3年後、ひとつの季節の終焉と始まりの予感。「初期三部作」第二作。
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村上春樹の本はまぁいっぱい出てるしたまにふと読んでみるわけだけど、いつ読んでも印象が変わらないというある意味安定感があるというか、恐ろしいのであるよ。
嫌いではないんだけど何がいいってこの割と自分でも理解できていないのに意識高い系になれた気がするわけで。寝る前にカントを読むのか、いや100人に聞きましたら下手したら0人ですよこれは。ミルドレッド・ベイリーかぁ。いやこの名前がすっと出てくるようになれれば、ってわけですよ。そして壊れた配電盤を持って池に行って水に沈めてお葬式するわけですよ女の子二人連れて雨の中ずぶ濡れになりながら。
そういう全てが今の日本には失われたというか最初からなかったんや、とか思いつつやっぱハルキストへの道は険しいわけですよ。
また久しぶりに読んだら同じこと言いそうだな。。 -
・どこに向かっていくのか分からない、不思議な読後感。
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ピンボールが何を意味するのかやっと最後に理解できたような気がする。決して主人公ではないが、ジェイの生い立ちなどを想像し興味をそそられた。僕と鼠とジェイそれぞれがお互いのことを深く知らない中でも友情(?)が芽生えていく描写になんだか心が穏やかになった。そして、それぞれの心に「暗さ」があり人間らしさを感じた。
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昔読んだ本
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流刑地についてはトロツキーの伝記で少しばかり読んだことがある。どういうわけか、ゴキブリとトナカイの話だけは今でもはっきりと覚えている。それでは、トナカイの話…赤の広場には今でもこの四頭のトナカイの銅像が立っている。モスクワを訪れる人は土曜日の朝早くに赤の広場を見学するといい。赤い頬をした中学生たちが白い息を吐きながらトナカイたちにモップをかけているさわやかな光景を眺めることができるはずだ。