神秘学講義 (1980年) (角川選書〈110〉)

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  • p166  植物は無意識かもしれないけれども、神々の働きとまったく一致した生活を行っているのに対して、人間は神々からまったく離れてしまったために、何かを自分で考えるときでも、自己本位の考え方しかできずに、破壊的な欲望や犯罪的な行為などの中に生きたり、ひどい自己卑下に陥ったりして、あげくのはてに自殺してしまったりします。そういう自殺にまで追い詰められた人間存在と、それから一本のバラの樹と、どちらが存在として、高度のあり方を示しているかを考えると、いちがいに人間の方が優れているとも言えないのではないか、と思われてきます。

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