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岸和田市立図書館
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(1980.11.12読了)(1980.10.19購入)
(「BOOK」データベースより)
「アラブ」とはだれか。定住は頽廃につながるとする「移動哲学」。1960年代末から、サウディ・アラビアはメッカにほど近い地で、砂漠の民のただなかにとびこみフィールドワークを重ねた著者は、アラブの家族と寝食を共にし、語り合い、ありのままの暮らしのディテールを見つめることから、厳しい自然と戦いながら生きる彼らの、西欧とも私たちとも異質なものの見方、考え方、生活哲学をていねいに考察していく。しなやかな目と距離感で異文化の本質を掘り下げた不朽の名作。
☆関連図書(既読)
「アラビア湾のほとり」牟田口義郎著、朝日新聞社、1973.03.01
著者 片倉もとこ
1937年奈良県生まれ。
1972年東京大学大学院地理学博士課程修了。
国際日本文化研究センター所長、
国立民族学博物館名誉教授、
総合研究大学院大学名誉教授 -
片倉もとこ『アラビア・ノート アラブの原像を求めて』(日本放送出版協会 昭和54年11月)
もくじ
Ⅰ
1 日記より あるアラビアの一日
2 フィールド・ノートより 荒野に生きる人々
3 住まいは女のもの
4 沙漠の喜びと悲しみ
5 詩と踊りの世界
6 水とベドウィン
7 土地とベドエイン
8 むらのなりたち
9 日々のイスラーム
Ⅱ
1 町のアラブと沙漠のアラブ
2 アラブのものの見方
3 アラブとのつきあい