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感想・レビュー・書評
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ペニシリンというとフレミングが発見したことだけが教えられるが、その実用化は第2次世界大戦の現実があって進んだ。抗生物質の実用化もまた戦争の恩恵であることに複雑な気持ちになる。
ペニシリン開発を取りまとめた稲垣克彦は研究者を取りまとめるだけではなく、敗戦後を見越し行動することができた。今の日本にこのような人材はいないだろう。暗鬱な気持ちになる。
あらためて戦中・戦後の物質窮乏の様を想ったが、そのなかで諸先輩が協力し研究を続けた姿には頭が下がる。
平和に資材豊かに研究できる平和な社会を守っていかねばならないと決意を新たにした。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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