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感想・レビュー・書評
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やっぱり金田一には田舎で事件を解決してほしい
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電車の中で読みました。すぐに後悔しました。
ああ、自分の部屋で静かに読みたかった。
昭和のエロス、すごい。読んでいる最中、ぞくぞくがとまりませんでした。 -
壮絶なストーリーだった。20年の時を経て解決される事件。そして、金田一耕助最後の事件。
上巻で書かれている昭和28年、奇妙な結婚式から始まり、恐ろしい風鈴の生首事件。壮絶でグロテスクなシーンも多く、常に漂う陰鬱な雰囲気(これがこの時代背景にマッチしていてますます陰鬱な感じが醸し出ている)、いかにも横溝正史らしい雰囲気がいっぱいだった。恐ろしい事件の真相が何なのか、気になって気になって。そこから20年という時が流れた設定の下巻。当然ながら等々力警部も金田一耕助も年をとり、少し切なくなるような部分もあった。すべてがわかったときには、満足感と同時になんともいえない悲しさを感じた。ただ、上巻に比べたら、下巻は雰囲気がちょっと違う。あの上巻の陰鬱としたイメージは、20年という時間の流れの中で少なくなっていた気がする。なにより20年後の金田一耕助と等々力警部に目が行ってしまって。
それと、今の角川文庫の今の表紙、これ、うまくしてると思う。ちゃんと20年という時間の流れを表現しているんだろうな。(ちなみに、この写真は古いほうの表紙。新しいのが無くて残念。)
しかし、なんか、本当に切ないというか、儚いというか…。そんな読後感でいっぱい。 -
表紙が好きです。
こちらは四六版。 -
12月5日読。
すげー分量。今これ発行したら普通に上下巻になると思う。ハードカバーでも。やっぱりくどかったなぁ。。。 -
マイ横溝ベストスリーの中のひとつ。
上巻から下巻への移り変わりがよい。
金田一ラストというのもあって横溝の思い入れが感じられた。