事故のてんまつ (1977年)

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感想・レビュー・書評

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  • とある本でこの本のことを読んでみたいと思い、読んでみた。私は川端康成の本は、タイトルとあらすじを知っているだけのものが多く、熱心な川端康成読者というわけではない。それでも、興味深く読めた。

    川端康成の自殺の真相は、わからない。けれども、著者が言うように「わたしのせい」とは思えない。どう読んでも、女中に期間延長を断られたくらいで自殺するわけがないではないか。私が感じたのは、もともと自殺願望があったところ、彼女のことがきっかけで一線を越えてしまったのではないかと思う。

    でもまあ、一女中から見た川端康成という点では、この作品は興味深いものになっていると思うが、途中から作家論・作品論的になっているところは、悪いが斜め読みしてしまった。

    まあ、彼女が川端康成にひどく気に入られていたことは確かだろう。けれども、それを「自分なんかが……」と謙虚そうにしながら、ひけらかしている感じがして、なんとも嫌な気分になった。

  • 生家の書棚。読後、仏壇を頭に床につき、霊感に包まれる。

  • こわいです。男のストーカーってこわい。

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