(André Chastel)
1912年パリに生まれる。イタリア・ルネサンスを専門とした美術史家。1957年から1969年までパリ大学文学部美術史学科教授を務めた後、1970年から1984年までコレージュ・ド・フランス教授として教鞭をとる。ド・ゴール政権での文化相アンドレ・マルローと近しく、1964年の「フランス記念建造物及び芸術的富の総目録」、通称「総目録」の作成を提言した。1975年に碑文・文芸アカデミー会員に選出。1990年死去。邦訳された主な著作に、『グロテスクの系譜』、『ローマ劫掠――1527年、聖都の悲劇』、『ルネサンス精神の深層――フィチーノと芸術』などがある。
「2019年 『遺産の概念』 で使われていた紹介文から引用しています。」