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感想・レビュー・書評
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母親の本棚にあったので読んでみた。
公房のエッセイ・評論などを集めたもの。
公房の考えていることがよく伝わってきて、それが作品にも生かされているののだと面白く読めた。
まあ相変わらずワケの分からないことも書いているのだけど。
ただ芸術評論はイマイチだった。
特に映画に関する評論はアクが強いというか、当時まだ新進的だったものに対して我を張りすぎているような気がしてならなかった。
それからあらすじを事細かに最後まで書いているのもどうかと思った。
しかも現代に継がれている名画とは言い難かったような・・・(自分が知らないだけで評論家の間では有名なのかもしれないが)。
しかしながら母親が結婚前後にこのような本を読んでいたとはにわかに信じ難い。
多分読み飛ばしもかなりあったと思うが・・・。
現在は講談社文芸文庫に所収されているようだが、確かにそこ向きという気がする。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
昭和47年 10刷
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