タテ社会の人間関係―単一社会の理論 (1967年) (講談社現代新書)

3.63
  • (6)
  • (3)
  • (8)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 52
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • #902「タテ社会の人間関係」
     本書の登場以来、「タテ」「ヨコ」の概念が一般的になつたと云ふロングセラアであります。社会人類学の視点から、特にインドや中国との対比で浮び上らせた日本の組織・集団を論じます。
     稍情緒的な物言ひもあつて、数値で表す事が出来ないのが少し心細いけれど、第五章の「集団の構造的特色」などは眞に興味深く拝読しました。
     現在は日本でも終身雇用・年功序列は崩壊し、新たなタテ社会が出現してゐます。しかし長年沁み込んだ国民性は、中中変らないのですねえ。

  • 日本人の特性を非常におもしろい角度で紹介した一冊。

    「社会の単一性」から、
    ・「場」による集団の形成
    ・平等主義
    ・同類との競争
    ・感情の優先する世界の形成など
    といった、日本社会の特性を解説している。

    これを踏まえ、改めて日本の歴史や過去の失敗、今後の課題を眺めると、新しい発見ができるかもしれない。

    <目次>
    まえがき
    1 序論
    2 「場」による集団の特性
    3 「タテ」組織による序列の発達
    4 「タテ」組織による全体像の構成
    5 集団の構造的特色
    6 リーダーと集団の関係
    7 人と人との関係
    終わりに

  • 日本ならではの人間関係。
    個より集団としての行動が重視される社会。
    この社会の特質を見極めて行動すべきか。
    執筆時の1967年と今では、違う状況も生まれている。

  • 日本的社会構造(当時)を解明したロングセラー、らしい。
    古本に売ってたら買いたい

全4件中 1 - 4件を表示
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×