l0l-l0l-l0l-l0lさんの感想
2019年2月22日
タタリガミ、御霊神信仰、マツリガミ、ハヤリガミ、荒神信仰、憑きもの伝承、妖怪、憑き神信仰、コイチロウ信仰、弁天信仰、ノツゴ・野神伝承、陰膳習俗など、多彩な民俗学的素材を扱う一般書。 宇和島や国東半島など実地踏査を行って得られた知見を、読みやすいかたちで提示している。 昭和40年代に刊行された本書中でも、古習俗の衰退は著しく進んでいたようで、完全にはその由来を追いきれていないものも散見される。
大正六年、新潟県に生まれる。東京文理科大学史学科卒業。東京教育大学教授、駒沢大学教授・学長を経て、現在、駒沢大学名誉教授・文学博士。元日本民俗学会代表理事、現在、日本風俗史学会会長。第一回柳田国男賞受賞。主な著書に、日本民間信仰論、祭りと信仰、霊魂観の系譜、などがあり、桜井徳太郎著作集全10巻がある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 「1993年 『民俗探訪』 で使われていた紹介文から引用しています。」