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感想・レビュー・書評
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歴史文書としてすごく面白かった。この時はまだ日本を貧しいと認識していたとか、DDTなどの薬剤に大きな期待をかけていたとか、マラリアが北海道の稚内にまで発生していたとか。風土病は生物と習慣の複雑なつながりの中に発生するのがよくわかる。
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寄生虫学者による風土病の本。
戦後、実際に著者が行った風土病(を媒介する蚊や寄生虫など)の駆除のドキュメンタリー。
著者が風土病を克服していくさまも興味深いが、むしろ
蚊やダニを駆除するため、いたるところにDDTを散布する記述などが面白い。
環境保護よりも環境を克服することに重きを置かれていた時代性が読み取れる。
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