学問と教養―何をいかに読むべきか (1958年)

3.00
  • (0)
  • (0)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 3
感想 : 0
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 一般教育の制度をどう運用し実践していこうとしていたのか、一大学でのその試みが本書で概説されている。新制大学施行直後の教授陣は、元旧制高校や旧制大学の教員である。各執筆分担者は、各学問分野概論書を一般教育で使うために、かなり吟味を重ねたと推察できる。当然、機械的に移行できる分野とそうでないものがある。また特筆すべきは、学問とは何かということに加えて、美術、音楽、映画、演劇といったいわゆる「教養」呼ばれるものについて考えることも促している。また当時力点の置かれた「体育」についても頁を割いている。教養については、そうした分野の概説書を「読む」のではなく、とにかく一流で高級なものをくり返し「見て」「聴いて」「観る」ことが重要と説いている。そういえば、いずれもある学園で戦前より"実践"されていたことだ。

全1件中 1 - 1件を表示

最近本棚に登録した人

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×