世界文学全集〈第4〉バルザック (1961年)幻滅(1)

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感想・レビュー・書評

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  • 長かった…。そして主人公リュシアンの流されやすさやうぬぼれっぷりに終始やきもきした。
    製紙業から印刷、出版、販売に至るまで本や新聞が作られるまでにかかわる様々な人々を細かに描き出している点がすごいと思う。
    就職活動でやる業界研究みたい。
    とりあえず読み切ることが目標だったので、細かい部分はさらっと流してしまったけど、一人一人の登場人物に着目して読み込んでいくともっと面白いのだろうな。
    典型的な善人エーヴとダヴィッドも、リュシアンも、最後は「それでいいのか?」という終わり方だっただけに、リュシアンのその後が気になる。
    最後にちょこっとだけ登場するヴォートランが異様に輝いて見えたのは、このヘタレ主人公を地に足の着いた人間にさせるのではという期待からだろうか。
    必要悪という言葉が頭に浮かんだ。

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