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- / ISBN・EAN: 4988102318833
感想・レビュー・書評
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花村萬月の芥川賞受賞小説の映画化。エロスとバイオレンスで偽善を暴く...らしいが、ほとんど理解出来なかった...。
新井浩文、広田レオナはなかなか良かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
結構前に観たから記憶が曖昧だけど、とりあえず一人で観て良かったと思った。
新井さんは良かった。 -
The Whispering of the Gods
強烈な規範
その先にあるのは罪を重ねること
それを包むのは愛しかない そんな感想。
人の行動を律するはずの宗教が 規範を破らせることに拍車をかけているとしか思えない映画だった 痛い 重い 息が詰まる
性別など関係なく
とにかくその人を愛したいという想いが自分も人も救うんだな
朧の白い服に象徴されるように
朧はなににも染まらないおもいでいたからこそ
周りの色を吸収しやすく
あんな感じの行動をとってたのかなっておもう
純なんだよ 目が死んでるくらい ホントの心は白いのに
「見返りなんていりません」
色々書きましたがとにかく染まりたい世界観でした。
みてて気持ちよかった。
一角座でみたかったです。
大きな画面であの凍りついた目を見たかったです。
もう一回みたい。 -
大森立嗣監督の映画はやはり観た後に虚無感を感じる。主人公・朧の孤独を、見事にバイオレンスそしてエロスを通して見事に描ききっているのだ。新井浩文は相変わらず冷たく、悲しそうな眼をしている。原作を読もう。
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ケンタとジュンをみて、大森監督作品をみたくなったので、借りてみました。
なるほど、これが大森監督の作風なんだな、と確信。
映像、音楽、光やアングル、物凄く好み。これぞ日本映画、というかんじがして。なんとも美しい。
テレビとの違い、という部分をものすごく意識している監督だと思います。
原作ものとは言え、この作品を選ぶところごこの監督らしさなのかな、と。
ストーリーや描写に関しては、変質的で、ある意味差別的だよな、と思いますが、敢えてハードなものを扱いながら、ぼんやりとした世界の不安定部分を描き出している、のかな。
んー、でもわたしはやっぱり、一回みただけではわからないなー。
かといって、続けざまに二回はみれないし。精神的に。
むずかしい。
【レンタル】 -
白という色の美しさが完膚なきまでに表されている。朧くんはほんとうにきれいだ。
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原作同様、
いろんな意味でしんどい映画。
新井浩文の研ぎ澄まされた感じが、
すごくいい。
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強烈な映画でした。
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大衆映画を見過ぎた自分には少々きつかった作品。人間の奥深さを知る、という部分では至宝の作品なのかもしれません。けれど、私はまだ理解不能。
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動いてるのに時間が止まってるみたいで、静かにドクドク迫ってくる感じ。嫌いじゃないけどちょっと後味が悪くてモヤモヤする。
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花村萬月原作の映画化。去年、上野の国立博物館内に特設された一角座で放映されていたもの。荒戸源次郎が製作総指揮しているということで、かなり期待して観たけれど、期待通りの良さ。荒戸さんが関わると、何故、こうも即物的かつ肉感的に、人間の奥底を深淵に映すことができるのだろうか。。。日本映画の至宝。この見たくない部分を描いていくれるところが好きなのだ。原作も読んでみたくなった。ちなみに、監督は麿赤兒の息子。つまり大森南朋の兄。(07/5/22)
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キリスト教=西洋的な自我意識ないしは宗教意識を前提としつつ、その全面否定ないしは異化を企てようとしている作品といえるかもしれない。
しかし、対置されるべきは東洋的な世界観ではない。(そこが短絡的でなくて好感をもてるが、私には面として受容しづらい要素が多い)
その企図が向かう先は浮遊し続けるのか!?
人間=理性的動物とする近代的人間観を限りなく無化し、人間=動物の連続性を強調したところで、その映像化はあまりにも理念的だった。
決して嫌いな映画ではなかった。むしろ好きな映画の部類にはいる。が、『赤目四十八瀧心中未遂』の方が、私には、非言語的理解において豊饒性を孕んでいたと思われる。 -
新井さん主演ということで。