オペラの怪人 [DVD] FRT-028

監督 : アーサー・ルービン 
出演 : エドガー・バリアー/スザンナ・フォスター/ネルソン・エディ/クロード・レインズ 
  • ファーストトレーディング
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4560285900281

感想・レビュー・書評

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  • これが多分悲劇というもの。さらには悲恋というもの。
    堂々たる名作。

  • 怪人の顔の傷の理由を現代風に説明した物語。

    オペラ座、ラウール、クリスティーナ、怪人が出てきて、
    シャンデリアが落ち、
    血かに連れて行かれる。
    という主要要素はそろっている。

    無声映画版「オペラ座の怪人」を見たすぐ後なので、すこしほっとしながら拝見しました。

  • ガストン・ルルーの小説を下地にしつつ、
    かなりアレンジが加えられた脚本の作品。

    一番驚いたのは、怪人の正体が***だったことよりも、
    ラウル警部と花形歌手アナトールがクリスティーナを取り合う、まさかのラブコメテイストだったこと。なにあれ微笑ましい。

    どんなアレンジ版でも大抵、怪人は「天才だけど醜い容姿で性格も歪んでる」ことが多いけど、
    この作品の怪人は珍しくほとんど非の無い悲劇的な人物。
    胸が痛い・・・。

  • 『オペラの怪人(1943)』[Phantom of the Opera](1943)アメリカ/テクニカラー/92 分

     “オペラ「マルタ」公演終了直後、ラウル警部が舞台袖でクリスティーンに話があると待っていた。幕が下りるのを待ちきれずに、声をかけてしまう。
    観るに見かねたマシェルが、上演中にいなくなるとはけしからん。今後は気を付けるようにとクリスティーンに釘をさす。
     指揮者のピレヌープにも呼び出されたクリスティーンは、非凡な警察官とオペラのソプラノ、オペラ歌手か普通の生活、どちらかを選択するのだ。二兎は追わぬように、両立は不可能。芸術家には特有の気質がある。一般人には理解できない。音楽は恋人にもなりえる。君にもわかる時が来ると諭す。
     クリスティーンと入れ違いに入ってきたのは、バイオリニストのエリック・クローディン。常々バイオリンの演奏が気になっていて、今夜ようやくその原因が分かったという。
     エリックに「マルタ」の第3幕を演奏させてみると、左手の指を痛めていてできないという。簡単な曲なら弾けるという彼に対して引退を勧め、結局永久無料入場券と引き換えに解雇されてしまうことに。
     意気消沈して自宅に戻ると、今度はスープ代が六ヶ月滞納していると大家に散々パラ嫌味を聞かされる始末。
     エリックは、クリスティーンにはわからないように私的に援助していた。理由は聞かない約束で依頼していたレッスン代は馬鹿にならない額で、彼は有り金をはたいていた。
     彼女のレッスン代にも事欠き始めたこともあって、思い余ったエリックは、自ら書き上げた楽譜を売ることにした。
     エリックは自らの曲を、プレイエル&デ・ジャルダン音楽出版社に持ち込んだ。待てど暮らせど呼ばれないことに痺れを切らせたエリックが受付の男性に尋ねると、今日はお会いにならないとつっけんどんに応対される始末。
     鞄に入れた楽譜を返してもらいたい一心で、黙って部屋に入る。中に入ると運悪くプレイエルと鉢合わせ。無くなったら困る、書き上げるのに2年もかかった楽譜を返してくれと嘆願すると、君が勝手に持って来たんだ、従業員がごみ箱にでもでも捨てたんだろう。出ていけと、けんもほろろに怒鳴られる。
     その時偶然に別の部屋から、自分の曲が流れてきた。それを聞いた途端、自分の曲が盗まれたことに気づいたエリックは逆上しプレイエル取っ組み合いになり、くんずほぐれつするなか見かねた秘書がそばにあったエッチング用の硫酸をエリックに浴びせかけた。
     エリックは両手で顔を覆い絶叫しながらも、町に彷徨い出る。プレイエルは殺人容疑で指名手配され警察に追われる中、何とか下水道に逃れるのだった…”

     は~い★ 今回も最近改めて見直してる、ユニバーサルホラーの中から『オペラの怪人』です。
     原作の『オペラ座の怪人』[Le Fantôme de l'Opéra]は、フランスの作家ガストン・ルルーによって1909年に発表された小説。1916年ドイツで最初の映画化『Das Phantom der Oper』が発表され、1925年ユニバーサル映画がロン・チェイニーを迎え『オペラの怪人』[The Phantom of the Opera]を発表し好評を博します。
     エリックを演じるロン・チェイニーは、秀逸なメイクアップと卓越した演技力で“千の顔を持つ男[MAN OF A THOUSAND FACES]”と称された、サイレント映画時代の伝説的な俳優。息子はご存じ狼男俳優ロン・チェイニー・ジュニア。
     その次に作られたのが本作の『オペラの怪人』です。オペラ座のセットは、1925年版当時作られたものをそのまま再利用。このセットはこのほか多くの映画でも使用され、今もユニバーサルスタジオに残るという、世界最古の現役映画セットの一つになっています。

     ちなみに最初の1925年・1943年版の邦題は『オペラの怪人』で、1962年版からフランス語原題に含まれる“l'Opéra”がオペラ座を指す事から、『オペラ座の怪人』と改題されて以降、この邦題で統一されています。

     テクニカラー社が開発した当時最新技術の三色法は、プリズムを内蔵した特殊なレンズを使用して、被写体を三原色に分解してそれぞれ別々のモノクロフィルムに記録するという方式。カラーフィルムと見比べると色の派手さが際立ってる感があり、そのうえ画像の悪さも否めず、一日も早いデジタルリマスター版の登場を切に願うものです。

  • 自分が観たのは43年制作のものだそうです。その時代とは思えぬ鮮やかなカラー映像ですが、強情ぱりで無能そうな人々の会話ばかりで、聞いてるのが厳しい感じでした。 ウチは完璧主義だから不協和音出すヤツは首、としてた割にはおとり捜査で無関係なネーちゃんをオペラの主役にしちゃうのがどうなんでしょう。 ファミリー風なコメディ演技もありますが、ある意味バランスを取っていて良い要素かもしれません。

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