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- / ISBN・EAN: 4560285902070
感想・レビュー・書評
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1939年公開作品。
メディアによる世論操作、個人的利益を追い求める政治。人民の人民による人民のための政治というリンカーンの理念は記念碑だけが残され、実現しようとする政治家はいない。
今なお当時と変わらない現状。本作は現代にリメイクしても遜色ないと思う。
最後まで一体どうなってしまうのか、ハラハラドキドキさせられた。国会をとりしきる議長も人間味があって良い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ステキな金縛りの劇中劇
主人公はたしかに馬鹿なんだよな。それがいい
強い力を持った政治家に個人が勝てると思ってるんだもんね
彼の周りの人も動かされていくのがすごい素敵
まっすぐな人間こうなりたいな
後半もうやめてくれ休んでくれてなる -
12人の怒れる男のアメリカ政治版。
上院議員となったスミスや、父親の親友であるベインを師事しながら、少年たちの国立キャンプ場設立を目指したのだが…
民主主義の原理、デモクラシーとは何か、政治が成すべき姿は何なのか、改めて考えることになった素晴らしい作品。 -
"良きアメリカ"の物語。
主演のジェームズ・スチュワートがイイ!!
出演:
ジェームズ・スチュワート、ジーン・アーサー、
クロード・レインズ、エドワード・アーノルド、
ガイ・キビー
監督:
フランク・キャプラ
正義感に溢れた若者が、ひょんなことから上院議員に選出される。しかし、それは利権を手にしたい大物政治家と黒幕の陰謀だった。傀儡人形として"Yes Man"になることを迫られる主人公。それを拒否したとき、彼は罠に嵌められ、汚職を着せられるが……。
以下の名言もいいですね。
「自由とは本だけで理解できるものじゃない
日々の生活の中でも感じて欲しい
思想と発言の自由の尊さを…」 -
アメリカ人が好きそうな、正義が勝つ、映画。
わかりやすく面白かったが、最後はもう1シーンほしかった感じ。
ジェームズ・スチュアートは知りすぎていた男と顔が違う、若い! -
田舎で少年団のリーダーをしていた主人公のスミスは
亡くなった上院議員の代わりに政界へ担ぎ出されます。
他の議員の予想に反して、スミスは実直に政治に取り組み始め、
そこで目の当たりにした政治の腐敗と対決することになっていくという物語。
政治に無知なスミスが主人公であることや、物語自体もシンプルなので、
アメリカの政治に詳しくなくても楽しめる映画だと思います。
この映画の見所は、終盤にある上院での孤独な戦いでしょう。
自分のすべてをかけて戦い抜こうとするスミスの姿に胸を打たれました。
あの鬼気迫る演技は単に物語や登場人物を動かすだけではなく、
映画を見ている私の心にも訴えかけてくるようでした。
また、他の登場人物たちも素晴らしい演技で映画の空気を作っていました。
スミスとサンダース秘書はお互いが無くてはならない存在という感じですね。
批判的だったサンダースがスミスの熱心さによって変わっていく流れは、
お互いの魅力を引き出しあっているようで、見ていて心地良かったです。
正義と保身の狭間で揺れるペイン議員も欠かせない一人でしょう。
迷いつつも議会でスミスを追い詰めようとする姿は、
迫力だけではない緊張感がありました。
こうした主要人物以外では、上院議長のなにげない表情や演技も素敵でした。
彼のおかげで物語に風が入り、終盤の展開が重すぎることなく
娯楽性を失わない絶妙な空気があったように感じました。
かなり古い映画ではありますが、今見ても色褪せていない作品だと思います。 -
三谷幸喜の『ステキな金縛り』で紹介されていて、気になり思わず買っちゃいました。
近ごろ、こういうバカが付くほど誠実で生真面目な話に弱いんだよなー。400円で大満足でした。 -
「これ見ればアメリカ人の言いたい民主主義がどんなものか分かる」って言われて観はじめたので「政治物か」、ってゲッと思ったんですが面白かった!!
議長が素敵!!!ヒロインも私好みだった!!最初の金金言ってるのがもっと強調されてたら最高だった!
でもこれがアカデミー賞とった後に戦争始めたんですよね……この映画で描いてるのってきっとよくも悪くもアメリカらしい理想的正義だったんだろうなぁ -
図書館でレンタル。休日の中日で鑑賞。
図書館で借りてきたクラッシック映画の名作『スミス都へ行く(MR.SMITH GOES TO WASINGTON』1939年アメリカ映画です。
簡単なあらすじ
主人公スミスは田舎のボーイスカウトのリーダーだったが、死亡した上院議員の代わりに、政界に担ぎ出される。スミスはそこで政治の腐敗と単身対決することになる。
第12回アカデミー賞で、作品賞を含む合計11部門にノミネートされ、原案賞を受賞した作品です。主人公のスミスはジェームス・スチュワート。
すでに亡くなった俳優ですが、その端正なマスクと人柄から『アメリカの良心』と呼ばれています。僕の好きなヒッチコックの映画にも、『裏窓』『めまい』『ロープ』『知りすぎた男』の4本にも出演しています。そうそう。『グレン・ミラー物語 』でも愛妻家を見事に演じておりました。
この映画のテーマ曲はヤンキードゥードゥル(Yankee Doodle)。日本では『アルプス一万尺』として知られていいます。『アルプス一万尺。小槍の上で アルペン踊りを踊りましょう。』これは登山家の替え歌で29番まであるそうですが、槍ヶ岳の隣に位置する小槍は頂上も切り立っているので実際に踊りなんか踊れるわけはない。多分に風刺をこめた歌詞らしいです。ヤンキードゥードゥルとは間抜けなアメリカ人という意味ですが、元はアメリカ合衆国の民謡で、独立戦争時の愛国歌でです。
映画とは関係ないけど、こんな音楽です。↓
ちょっと本題から外れましたが、この映画は正義と理想を高らかに歌い上げたお話でまさにアメリカの良心とでも言うべき作品です。当時のアメリカ上院議会の様子も垣間見れて興味深いものがありました。(事実がと異なる部分もずいぶんありそうですが)スミスを助ける女性秘書役のジーン・アーサーの演技も良かったです。どこかで見たなと思ったら『シェーン』でシェーンを慕う農場の奥さん役もや演じていたそうです。
スミス都へ行く。 関連リンク
http://brilliantmovie.seesaa.net/category/3838631-1.html -
素晴らしい!ほんとうに素晴らしい!
夢があって、希望があって、笑いあり涙有り。とっても素敵な映画です。