もう、どこから手をつけていいのか分からないほど、ひどい脚本。っていうか原作もひどいんだろうな。
だって、いくら芸術家で、自分の設計をけがされたからといってビルを爆破してもいいという道理はどこをどう逆立ちしたってありえないでしょ。テロリスト礼賛の映画ですか、って感じです。
しかし、この作品がいまだに一部の支持を集め、日本でもDVD化されているんですから、こういう主張に感銘を受ける人がどこにでもいるんですかねぇ。
民主主義を否定し、特権階級による支配を肯定するという意味で、「群衆」や「オール・ザ・キングスメン」の対極にある作品ですね。