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- / ISBN・EAN: 4571147371668
感想・レビュー・書評
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我々の日常から完全に断絶していて、人間の本質を突く。これこそが映画!「衝撃のラスト!」とうたわれている作品で期待を裏切るものが多い中で、これは遥か上をいったと思う。しかも2段オチ!
原作では主人公は醜い男として描かれているらしいけど、そうしなかったことで逆に内面の異常さが引き立って、あの崩しも成り立ったと思う。もちろん映像もきれいだし、こちらも嗅覚が研ぎ澄まされるような鮮やかな感覚がある。本当に珍しいことだけどもう一回みたい!と思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
怖っ!
あぁゆう理解出来やん狂気の話って、どう解釈したらいいんかわからんから怖い。
そしてあの処刑台のとこのシーン凄すぎる(笑)
あれはエキストラなんかな?
だとしたらすごい(笑)
よく出演することを承諾したな(笑)
私には狂気的な映画は理解出来ないな('∀`;) -
なんか色んな意味で凄い話。
主人公には自分が天才という意識も殺人者という意識も無い。
純粋に人に愛されたかった。
存在を認めて欲しかった。
ただそれだけ。
生きる幸せを追及すると、そういうことなんだろう。
まぁ、これは極端な変態例。 -
悲しいお話。
あの香水臭そう。
衣装、美術は素敵。 -
あらすじは、並はずれた嗅覚はあるが、体臭を持たない青年が、
何とかして理想の香りを作ろうとして人間の道を外れていく、
というような感じでした。
18世紀のパリの混濁した感じ、
グラースの花畑の美しい景色、
現実味のある汚い衣装、
明暗がはっきりしている舞台、
考えが顔にストレートに出る男たちと、生き生きとして綺麗な女性達、
などの、
映像がとてもきれいな映画で、家で流し見するにはいい感じでした。
あらすじの起承転結や勧善懲悪よりも、
描写に力が入ってる映画なんでしょうか。
人も街も、においが強烈な社会の中で、
体臭を持たないということは、
個性がない=他人と向き合えない=愛されない
ものであるという前提に成り立っている話でした。
主人公が自分の体質を自覚する以前に、
違和感から周囲の人間に疎外されてしまい、
また、話すのも苦手だったことから、
結果として、
どんな場合もあんまり会話ができない、
超内向的な正確に育ってしまったことはかわいそうかもしれません。
ただ、
子供のころから嗅覚が鋭かったからといって、
他者とのかかわりをそれだけに限定してしまっていたのも主人公なので、
個人として見てもらえない、
その孤独感や絶望感がいまいち伝わってこなかったです。
自分が作成を使命づけられている『究極の香り』
の原料が、100%女性の体臭っていうのも、
わからなくないけど、他にないのかい、と思いました。
話題になった200人の乱交シーンも、
男&女や、女&女、の組み合わせしかなく、
(男&男はなかった)
別にいいけど、そんな超男中心的な価値観で、天国って言っていいのか?
という気がしなくもない。。。
(この辺は原作がそうなってるんでしょうか)
多分、原作は、
主人公の孤独や、香り・匂い・臭いについて、
描写がすごくきめ細やかで読みがいがあるんでしょうけど、
映画は映像だからそれを想像で追っていくしかなく、
それにはちょっと手がかりが薄い気がしました。
トリックスターは個性を認められないってことなんですかね。
とりあえず、映像や音楽はきれいだったんで、
お好きな方には良いのでは。
感動とかは求められないけど、
きれいなファンタジーでした。 -
ベンウィショーーさんはグルヌイユを演じるには美形過ぎると思っていましたが、映画は映画で嵌りました。あと、個人的にローラ(原作だとロール)よりはじめの赤毛のコが好みでした(レイチェルハードウッドちゃんとてもきれいでしたが)。
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五感を刺激してくれる映画。
ベン・ウィショーが変態っぽくて役にぴったり。 -
誰からも愛されなかった男の話。
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Alanが演じているのは娘を溺愛している富豪の商人”リシ”。
物腰とかが”いつか晴れた日に”の大佐を彷彿とさせてくれます。