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- / ISBN・EAN: 4934569629920
感想・レビュー・書評
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第5話『大気圏突入』
「ガンダムだけど所詮ロボットアニメですよっていうトミノ的なアレ」ことガンダムハンマー登場回。そして耐熱フィルム。プラモのガンダムにラップをかけたら簡単に再現できるぞ!(レンチン不可)
しれっとレギュラー入りするサラミスのリード中尉(CV玄田哲章)。おだてのセイラさん「あなたならできるわ♡」。
ザビ家四天王のひとりネフライト様……じゃなかったガルマ様が登場。ミノフスキー粒子が濃すぎて見間違えました。
ガンダムからリアルロボットアニメというジャンルが始まるけど、ロボットそのものはリアルじゃない(主にサイズ)から嘘っぱちです。これをもう少しリアルに推し進めたものが4mサイズまで小型化した『装甲騎兵ボトムズ』。つまり「リアルロボット・アニメ」ではなく「リアル・ロボットアニメ」。
最初のガンダムはそれまでのスーパーロボットものときちんと地続きな作品。だから肉弾戦が非常に多い。ぶん殴る、引きちぎる、蹴飛ばす!
第6話『ガルマ出撃す』
ジオンのビックリドッキリメカと地上戦を繰り広げる回。珍しくつまらんなぁ〜と思っていたら絵コンテがお禿げ総監督じゃなくてやまざきかずおさんでした。やっぱり違いが如実に出るんだね。安彦回だから絵は超絶良いです。しかし毎回気になるガンダムとガンタンクの描き間違い……笑。
作戦を立てたけど上手くいかん!しんどい!みたいな回。かつて観た際、狂ったように地面にビームサーベルを何度も突き刺すシーンに戦慄した。ストレスがすごい。
結局ガンダム出すんだろ?というのがまあツッコミ所ではあるけど、作劇上ガンタンクをどうやったら上手く使えるか?という、劇中のアムロやハヤトとスタッフたちの気持ちは同じ。
ガルマに対してシャアが何か企ててるようです……そしてシャアのシャワーシーンとBL的ガルマ。そうか、安彦作画はシャワーシーンの為だったのか!笑
ブライトのセリフ「さあ、ガンダムの戦士を迎えよう!」←ミライの前だからかアムロに対して妙に甘い……キモくて吹く。この回は他にもアムロに対して優しくお願いするブライト……飴と鞭か。
第7話『コアファイター脱出せよ』
コアファイターの弾道飛行で連絡を取ろうとするアムロの作戦と、WBから降ろせと座り込みをする民間人のジジイ(永井一郎)の話と、天邪鬼すぎるカイさんの話が同時に描かれる。
地球に早く降りたいジジイたちの気持ちもわかる。誰も悪くないがそれ故に、WBという狭い空間の中でのエゴのぶつかり合いでギスギスする。ギスギスするのは富野的。
カイさんはほんと天邪鬼、ニヒルで世の中を斜めに見すぎてるキャラ。しかし視聴者が最も共感できるのは、天才アムロではなくカイさんの方ではないだろうか。ガンダムはアムロだけではなく、カイさんやフラウボゥたちの成長も描く群像劇。
しかしこの回のセイラさんのおだてが酷すぎて笑った。
「大丈夫、自由落下で1分以上空中にいられるのよ。あなたならできるわ♡」
……姫様のおだて上手にも困ったもんじゃわい。
第8話『戦場は荒野』
松崎健一さん脚本回。ミノフスキー粒子の解説などモロに松崎さん的。ガンダムは富野だけがすごかったわけではなく、他のスタッフたちの力も大きかった。SF設定は主にスタジオぬえの松崎さんの貢献……カトキハジメは松崎回に注目して観てた、と。つまりSF者。
グレートキャニオン=グランドキャニオン、『戦場は荒野』というタイトルどおり世代的に当然西部劇好きな富野。
この回はけっこう良い話。
前回に続き、地球に民間人を降ろす。降りた母子に対してジオンの兵士が物資を渡す。ガンダムでは連邦=正義、ジオン=悪ではない、善悪の相対化がされている。元を辿ればトリトンやザンボットからで、その点がリアルだと思う。
何年か前、20代後半〜30歳ぐらいの若い女性に1978年のアフガニスタン紛争の本の説明をした際、「で、結局どっちが良いモンでどっちが悪モンなんですか?」と訊かれて驚いた。もしガンダムを観てたらこんな考え方にはならないと思う。
ジョブジョン初登場回?フラウボゥの色じかけがかわいい。ガンキャノンが戦闘に初参加、意外と遅い。カイさんは任務を与えられると割とちゃんと頑張るタイプ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ガルマが切ない
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ガルマ・ザビが出てきた。