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- / ISBN・EAN: 4988102373139
感想・レビュー・書評
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全く知らない世界が描かれていて,ビックリ。単なる生態系破壊の話かと思いきや,調べるとそうじゃなかった。内容も,どちらかというと生物(自然科学)よりも社会(社会科学)の方が主だった。でも,それもこれも,科学的な考え方を取り入れないからこそ起きる悲劇なのだが。
こういうことは,どこの社会でも少なからず起きていそう。
《ウィキペディア》の解説より
東アフリカビクトリア湖に繁殖した巨大魚ナイルパーチを通して、タンザニアからヨーロッパ・日本への加工品輸出を軸に、1日1ドル以下で生活する具体例を通して、「グローバル経済の引き起こす現実」を描きだしたドキュメンタリー映画。
研究者がビクトリア湖に繁殖した巨大魚ナイルパーチにより在来種が絶滅の危機に瀕していることを欧州とアフリカの会議に訴えても無視されてしまう。それは何故か。 「飛行機で欧州からアフリカへ武器を輸出し、その飛行機が欧州へ帰るときには巨大魚ナイルパーチの加工品を積み込んでいる。」とのパイロットの証言を得ることにより欧州とアフリカの経済的な関係が明らかになる。それから派生していると考えられるアフリカの貧困・売春などをドキュメントする。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
こういうドキュメンタリー映画を観ていていつも思うのは、それがたとえ実際の記録映像をつなぎ合わせたものだとしても、必ず作り手のバイアスがかかっているということ。当たり前っちゃ当たり前だけど・・・。ただ、個人的にはこの映画はちょっと合わなかったです。
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一匹の魚からはじまったグローバリゼーション。ひたすらリアル
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ただでさえ陰鬱な内容なのに映像まで陰鬱で、その押し付けがましさに気が滅入った。
その点に、本作の監督が、あらかじめ演出を決めて撮影を進めたことが透かし見え、時と場合によってこちらも変化しようという柔軟さが感じられず、それが結果的に、上から目線な効果を醸し出している。 -
圧倒的貧困。
特にナイルパーチの残骸が行き着く
村の状況はひどかった。
圧倒的な貧困。フィクションみたい。
メシを食うためににケンカが起こる。
なお、本作品には事実を湾曲させて
伝えている節があるようです。 -
小説『ナイルパーチの女子会』にちらりと出てきたので観てみました。
ドキュメンタリー映画を見慣れていないので、ちょっとよくわからない部分もあったけれど、子どもたちを見るのが辛い映画。 -
武器を輸出し、農水産物を買う。
アヘン戦争みたいな構図が、ヨーロッパとアフリカで今なお存在している。
ビジネスによる搾取の構図。
権力の一つの本質を見ましたわ。 -
これはアマゾンの方にコメントしよう。