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- / ISBN・EAN: 4547366030440
感想・レビュー・書評
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当時、「世界一優しい歌声」みたいなキャッチフレーズで売り出されていたアーティスト。
その評にたがわず、最高に耳心地よく穏やかな気持ちにさせてくれる。
3曲目、「Too Much Of Everything」が特に好きで、自分の結婚式でも使わせてもらった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今年上半期に購入したアルバムの中で、もっとも気に入っているのがコレだ。実は、以前から気になっていて、去年の秋に前作をフランスから取り寄せたりしていた。MAXWELLのようなニュークラシックソウルなテイストで、フランスにもこんな人がいたんだと、かなり感動した。が、音だけの感想だったので、彼の生い立ちをこのアルバムが出るまではしらなかった。実は彼は、アフリカ・ルワンダ出身。13年前のフツ族とツチ族の歴史に残る大殺戮によって、両親兄弟を1日にして亡くしたというつらい過去を持っているという。目の前で家族を殺戮された彼は、たまたまソファーの下に隠れていて難を逃れたという。その後、亡命し、今に至っているというが、その悲しい過去を聞いて、よりびっくりした。やさしい曲調にそんな深い傷があるとはまったく気付かないし感じさせないからだ。しかも、アフリカ的な音というよりも非常に洗練されている。どうも幼い頃に、マーヴィン・ゲイとかスティービーと60〜70年代のソウルを聴いて育った模様。個人的には、今回の英語のアルバムよりもフランス語の語感が好きだったので、ぜひともこのアルバムもフランス語verで発売してほしい。
しかしながら、アフリカ出身と書くメディアが多いが、アフリカは国ではないので、ルワンダ、ときちんと書いてね、と思う^^;
それはアフリカの方々に失礼ですぞ。