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- / ISBN・EAN: 4933364611451
感想・レビュー・書評
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ベートーヴェン「第九」にまつわる物語。
年末に見たくなる作品ですなぁ・・・(笑)
個人的にはゲイリー・オールドマン出演「不滅の恋/ベートーヴェン」が見たくなりましたが・・・恋愛要素が多くてコチラオススメ!
それにしてもエド・ハリスがロン毛だー!!!(驚)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ダイアン・クルーガー…
来日した際にその御姿を拝み、我が眼球は脳細胞への伝達量の多さに焼き切れましたが、本作のような古典の衣装のほうが断然お似合いで圧倒的美しさに細胞が活性化し驚きました。(10年以上も前の作品ではありますが)
一方で、マシュー・グード様は…
現代の美男にはあの古典モミアゲは不得意だと確信しました。同時に打ちのめされました。加減かもしれませんが。
エド・ハリスは面白かったです。 -
ベートーヴェンが 第9交響曲をつくっているとき。
ベートーヴェンが ベートーヴェンらしくて、実にいい。
耳が聞こえなくなり、曲を作ることができるが
指揮は殆ど困難な状況になっていた。
そんな時に、合唱曲をつくるのも 大胆だ。
そこに、写譜士 アンナが ベートーヴェンのところへ。
ベートーヴェンの曲を 改善する能力があることに、
ベートーヴェンが 感心したりする。
しかし、オンナが作曲できると思っていない。
アンナのつくった曲を見て、『おなら節』という。
なるほど、のだめのおなら体操は
ここからやって来たのか。
徐々に アンナに信頼をよせていく ベートーヴェン。
まぁ。日常生活は あんな風だったんだね。
オンナを、オンナとしてみていない。
甥のカールへの溺愛も見逃せないね。
アンナは 架空の人物と言うことで、
ベートーヴェンの特徴を引きづり出している。 -
制作国がアメリカとハンガリー。なぜドイツ生まれのベートーベンの作品をハンガリー?みたいなところはあるのですが、主演のエド・ハリスの演技に注目したい。軍人役の似合う彼だが最近では役柄が増え、多くのジャンルに挑戦している感情をむき出しにしたジャクソン・ポロックの演技も好きだったが、今回はさらに大物の芸術家ベートーベンに挑む。
あれ、あれと感じでしたが、コミカルに見えたベートーベンは心の奥に悲しみを隠し、ひたすら重圧と戦っていた。
「敬愛なるベートーベン」
https://www.youtube.com/watch?v=Xkj0TeZeZuo
そんな苦悩に満ちたベートーベンを支える一人の女性…アンナを演じるダイアン・クルーガー!「ナショナルトレジャー」で見せた演技や「トロイ」での美の象徴ともいえるヘレンを演じた実力はこのドイツ女性を一躍舞台の中心へと押し上げたのだと思う。
とても40を前にした女性とは思えない愛くるしさが存在した。美しさよりもかわいらしさまで完璧に演じる彼女の作品はこれからも目が離せない。
それにしても「第九」をこれだけじっくりと聞いた記憶はない。自宅に古いレコードが「第九」だけで何種類もあるが、掘り出したくなったのは言うまでもありません。本物はどんな古典になっても色褪せない美しさがあります。 -
彼の奏でる旋律は、心の声に正直で。
時に湧き上がる感情に身を任せ。
逆らう事も背を向ける事も出来ず。
それはまるで恋に落ちた様でもあり。
そして、どんな時も彼を真っ直ぐに見つめ・信じた女性。
偏屈で不器用で真っ直ぐな彼だったからこそ、譜面に触れ・ピアノを前にした彼は純粋で無垢な姿を知っていたからこその日々。
出会うべくして出会った二人。
時にぶつかり。
時に認めたくない自分や現実を突きつけられ。
耳の不自由なベートーヴェンの片腕であり。
彼の一部になっていき。
羽を広げ羽ばたく姿に、そんな二人を羨ましくも思いました。
そして、ベートーヴェンはずっとこんな風に弱さを見せられる人を求めていたのではないか?とも。
誰よりも生みの喜びも苦しみも知っていて、人生を賭けて生きた彼だから。 -
Agnieszka Holland監督、Ed Harris主演の2006年公開に公開されたアメリカ・ハンガリー合作映画。交響曲第9番の誕生を背景にルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンと写譜師の女性アンナの交流が描かれます。山場の第9初演シーンはとても美しく、また官能的な映像でした。こういう表現も凄い。ただ、当時は女性の写譜師がいたのか疑問です。史実に近づけるために男性写譜師でも良かったのではと思ってしまいました。映画の内容を考えると、原題の"Copying Beethoven"の方がしっくりくる。
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暁子さんが借りてきたので、一緒に見た映画。
ベートーヴェンと彼を支えた女性の話で、
ベートーヴェンはとにかく我がままなのだけど、
神の言葉を作曲にする、というところで
つながりあっている二人が結局のところ
お互いを支えあって生きていく、という話だった。
一番の見せ場でもある「第九の初演」は、
とてもよく知っている音楽にあわせてのシーンなので、
どこにクライマックスが来るのかもわかって、
とても良かったと思う。 -
年の瀬はやっぱり第九が聞きたい!という理由だけで見たのですが、思ってたより良かったです。ベートーヴェンに女性写譜士がいたというフィクション?を混ぜてはいるものの、ベートーヴェンの音楽観や作曲観をちゃんと表現していたし、甥のカールとの関係も描いていたし、けっこう見応えがありました。
第九の演奏会のシーンは思わず鳥肌が立ってしまうくらい感動的。あれを聞けただけでだいぶ満足です。私も一緒に第九を口ずさみたくなってしまいました。
第九の演奏会シーンの後がちょっと尻すぼみなのとカールの自殺が省かれてしまっているのが残念だけど、第九が好きな人、ベートーヴェンが好きな人は楽しめるはず。 -
請求記号:12D289(館内視聴のみ)